【漫画感想】K2 485~6話
N県T村診療所パート。海ちゃんメイン回かなと思ったら、後半で龍太郎の成長度合いが急加速してる。
K一族や関連するスーパードクター組は、基本的に身体能力が人間離れしているものの、スポーツなどの専門的な体の動かし方には慣れていないという事がままある(無論、選手の治療のため知識としては備えている)。一也も運動神経抜群なのに帰宅部だったし、それが原因で医大生時代にビクトルとめちゃくちゃな柔道をやって叱られている。中学生時代にロードバイクの練習を手伝った事があるためか、自転車はやたら上手いけど。陸上競技に関しては目を付けられやすいあたり、身体能力に左右される節が大きいのかもしれない。譲介もスカウトされた事あるし。
そんなわけで陸上部の先輩から目を付けられ、それを海ちゃんがストーカーと誤認してしまうのだが、体壊していて助かったな君としか言いようがないわけで。スイッチ入った秋葉さんがめっちゃ怖い。もし患者判定出てなかったら危なかったのでは。この人、ゲバ棒や鉄パイプ程度の武装だったら、ボールペンとダクトテープで制圧出来るんだよなぁ。罠も仕掛けられるし。
今回の症例はALPE(運動後急性腎不全)で、200m走専門で無酸素運動という点がポイント。前編の時点で速く走るコツとして呼吸法に触れていたので、何かあるのかなとは思っていたけど、こういう事ね……と。
しかし、知っていれば一発回答出来るが知らなければ永遠に気付けないという新しい疾患概念に関して、恐らく知る由もないだろう龍太郎を引っ掛けてしまった辺り、一人先生もなかなかに人が悪いなぁと。とはいえ、龍太郎も翌週には新しい知識をしっかり頭に入れてきてるし、同じミスをしないという意識の高さは成長の証かなと。なんというか、育ち方が富永や宮坂さんに似てる気がする。
あと、何気に海ちゃんが龍太郎をしっかりと医者認定してる。あずきさんの家に行った時は「村で唯一の医者」と言ってしまってたので……まぁ、あの回の龍太郎、ほとんど飯の話しかしてなかったから仕方ないけど。
海ちゃんが加わった事で秋葉さんの出番も増え、診療所パートの面白さが増したと思う。龍太郎との関係も良好という事もあって、今後はこの若手二人の成長が軸になるのかな。