おもいをかたちに
こんにちはmayumiです。
いいねをくださったみなさんのnoteを読ませていただき、あたたかい思いのこもった記事に励まされています。つながってくれてありがとうございます。
エピソード
わたしはその頃都内の企業で事務の仕事をしてましたが、妊娠がわかって辞めることにしました。もともとじっとしているタイプではなかったのもあるし、周りに結婚出産を経験している友達もいなかったから、孤独感、疎外感を感じながら、体調もそんなに良くなかったのもあってほとんど家に引きこもって過ごしていました。30週を過ぎた頃の健診で頚管長が短いと言われ入院することになりました。
もうそろそろベビーグッズの準備をしようねと話していた頃だったから心配していたのですが、実母と彼が買い出しに行ってくれることになりました。買い出しに行った帰りに買ったものを見せたいと病室にに寄ってくれたのですが、彼が意気揚々と担いできたのはなんとプラスチックの大きなベビーバス。なんで笑⁈かわいいキャラクター付きのものだったから、きっとわたしが見たら喜ぶと思って持ってきてくれたのだと思うのですが、わたしは恥ずかしくって同室の方や病院のスタッフさんたちにすいません、すいませんと誤ってしまいました。いまでも母と彼のことを話すとこのエピソードが出るくらい伝説のひとつになっています。
今おもうこと
わたしが経験したのはちょっと不自由な時代の妊娠出産でした。今ではベビーグッズは好きなものがネットで全部揃いますし、妊娠出産育児の知識は自分に合ったコンテンツを選んで好きな時にどこからでも自由に学ぶことができます。
妊娠出産子育ての最中は、たくさんの情報から自分はどれを選べばいいのか、自分の子どもにあっている情報はどれなのか、選択の繰り返しかと思います。せっかく情報を集めて並べても、どれが自分に合っているのかわからなければ、ママの不安や悩みのひとつになってしまうこともあるのかなと思います。
助産師としてできること
妊娠出産育児、どれをとっても同じ経過をたどる人はいませんし、ママのこころとからだの状況も日に日に変わっていきます。赤ちゃんだって個性をもって生まれてくるから、悩みや不安は尽きないし、誰かと比べても答えはでないかもしれません。情報があふれる時代だからこそ、自分の思いを大切にして欲しいと思っています。
ママと赤ちゃんの専門家としてたくさんの情報の中からおひとりおひとりにあった選択ができるように一緒に考えていくこと、その時々の思いや考えに沿ったかたちでオーダーメイドの妊娠出産育児の知識を提供することを大切にしたいなと思います。
妊娠出産の時期の出来事は、自分にとっても家族にとっても、何年経っても忘れられない大切なエピソードとして心に残ります。たったひとつの忘れられないエピソードに寄り添うことができたらしあわせです。
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