ゴミ野郎を好きになった私の大切な親友へ。
刺激的で切なくて苦しくて、とんでもなく楽しい世界に入り込んでいて、抜け出したい気持ちと抜けたくない気持ちの狭間にいるあなたは、もう何か月も前から同じことを言い続けている。
「いつになったら彼女と別れてくれるんだろう」
「もうやめる。もう離れる」
そういった次の日には、彼のとこに行っているあなた。そんな自分に嫌気がさして、自己嫌悪に陥って、また更に自分の自信を失っていってしまっているのも分かっている。
あなたが心から楽しめているのであれば私はなにもいわないし、むしろ賛成だってするけれど、とっても可愛いあなたが、最近なぜか表情に元気がなくて、どんどん可愛くなくなっていっている。
彼は、仕事ができて頼りがいがあって大人な人なのかもしれない。
あなたのことをすごく愛してくれて、求めてくれているのかもしれない。
一緒にいるとすごく楽しいのかもしれない。
そして、すごくあなたのこと"も”大切にしてくれているのかもしれない。
彼自身どっちが大切か分からなくて悩んでいるからこそ、なかなか答えをだしてくれないのかもしれないけど、その時点でどっちつかずで中途半端で、あなたを悲しい気持ちにしているのに自分のことしか考えていない、まったくいい男ではないことにはやく気づいてほしい。
私はあなたを大切にしてくれる人と一緒にいてほしいし、悲しい気持ちにして、大切にしてくれない男なんて、自分にとってごみな存在で、自分の人生には必要ないと思わない?
あなたはそのままでとっても素敵なんだよ。
自分の意思を強くもっていて、やりたいことに忠実に行動ができて、負けず嫌いで、他人想いで、天真爛漫でみんなから可愛がられる真面目なあなたは、そのままで充分素敵で、美しい。私はそんなあなたを誇りに思ってる。
本来、愛を中途半端にしか配れないゴミ野郎なんかに振り回されている場合じゃないし、等身大のあなたを大切に思ってくれる人は沢山いる。
ただ、離れたくても離れられなくて、なんならもう離れなくていいやって、このままでもいっかって、思う気持ちも痛いほどによく分かる。
苦しいのもわかるし、あなたの人生だから「早く離れなよ」ってことばは言わないけれど、本当に自分が一番心地よくて、楽しくて、美しい状態であれる選択肢を選んでほしいなと、思ってます。
ただ、どんなあなたでもあなたは私にとってずっと大切な存在よ。