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映画感想文「ハケンアニメ」
「人生には、大事なものを失っても、何かを成し遂げないといけないときがあると思うんです。最後の最後に奇跡が起きて失った音が戻ってくる、そんな都合のいいことありません。失ったから手に入るものだってあります。
この物語の十和子たちにはもう、誰かの都合で描かれたハッピーエンドはいらない。失った先にもきっと、ハッピーエンドはあると思うから。」
辻村深月作品の実写版。
小説全体を網羅しようとせずに、フォーカスすべきところを決めて細かい設定はカットして構成したこの脚本、とてもよかった。大変だっただろうな、、
アニメ業界のお仕事がとてもよくわかる作品。
仕事だからって理由だけでは多分そこまでできない。皆、一つ一つにほんとに文字通り「魂」が込められてることを感じる。
例えば最近見たまどマギだって、感想にしてみれば「ファンシーな画と残酷なストーリーの組み合わせがとっても良い^^」とかって浅い一言しか吐けなかったけど、あの一つ一つのカットに何十人もの魂がこもってると思うと、泣けるな。
なーんか、そんな魂込めて仕事した経験、最近あったかなーっと思わせられた作品でした。