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父が死ぬ一週間前に言い遺したこと
「まずはなんでもやってみること」
終戦した年に生まれ
幼くに父母を亡くし
15歳で集団就職で上京し
20代で兄弟の事業手伝いのために京都へ戻り
結婚し、離婚し、再婚し、
40代で突然起業し
76歳で亡くなるまで働き続けた父。
父が亡くなる1週間前、ふと「人生でこうしておけばよかったなと思うことある?」と聞いた。
(今から思えば死ぬ間際の人に酷な質問してるな私)
それに対して父は、
「まずはなんでもやってみることやなあ」
と言った。
そのときの私は、「質問に対してちぐはぐな回答をするなあ」と思ったが、今ならわかる。
父は76年の人生、そこそこ満足してたから、別に「こうしておけばよかったな」なんてこと無くて、「人生こうしておいてよかったなあ」と思って出た言葉がそれやったんやと思う。
私ビューから見ると、お世辞にも裕福とは言えない家やったし、家族円満やった訳でもないけど、死ぬ間際にそんな風に思えるような生き方をした父の元に生まれたのは、恵まれたことやったなあと思う。
人生は決断の連続、とはよく言ったもので、決断無しにもそこそこには生きていけるんやろうけど、人生を大きく変えるのは大きな決断やとも思う。
今日不動産を契約した。
大きな決断をする時や、とんでもなく辛い出来事にぶち当たった時、私自身も、「こうしておけばよかった」と思わなくて済むように、「この出来事を正解にしよう」と思ってる。
契約が終わったあと、今日もそんなことを考えていたら、ふと父の言葉を思い出したので備忘に。