![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139726220/rectangle_large_type_2_7184c9536de501659415415d02af367d.png?width=1200)
映画感想文「耳をすませば」
これまで機会に恵まれず、この歳で初視聴。
思春期や進路を迷う時期特有の、中学生の心理描写。
周りと自分を比べた時の焦燥感、人を好きだと思う気持ちに向き合うこと、良くも悪くも影響を受けやすく、多分誰もが一度はあの頃に経験したこと。
聖司のおじいさんのことば。
「その石の大きな原石があるでしょう。
実はそれは磨くと、かえって、つまらないものになってしまう石なんだ。
もっと奥の小さいものの方が純度が高い。いや、外から見えない所に、もっと良い原石があるかもしれないんだ。」
しずくのお父さんのことば。
「雫のしたいように、させようか母さん。ひとつしか生き方がないわけじゃないし。
でもな。人と違う生き方は、それなりにしんどいぞ。何が起きても、誰のせいにもできないからね。」
自分の原点を思い出させてくれる、素敵な映画でした。