ふふ奈良へ
大好きな奈良に、先日泊まった熱海セカイエと同グループのホテルがオープンすることを知り、さっそく伺いました。
多いときには年に3〜4回、奈良に行きます。毎回クルマで、往復1,000キロ超の旅。おかげで新東名の駿河湾沼津SA(いろいろある)や長篠設楽原PA(織田信長本陣跡に歩いて行ける)、岡崎PA(地採れ野菜が買える)あたりはだいぶ詳しくなりました。クルマは寄り道し放題だし、かさばるものでも心置きなく買えるから、だいたいのところはクルマで行ってしまいます。
奈良ホテルの本館が大好きで、ここ数年ずっと定宿にしています。今回も後半は奈良ホテルにお世話になりましたが、1泊目は今年6月にオープンしたばかりのふふ奈良。
こんな良い立地によく建てられたな、と不思議に思い聞いてみると、元は家庭裁判所があったそう。設計は隈研吾さん、内装はふふのスタッフさんたちが手を動かしたとか。全室、木がふんだんに使われたスイートルームになっていて、設えもすべて異なるそう。いろいろな部屋を覗きたくなります。
ちょっとしたアプローチが素敵。そして、今回のお部屋はこんな感じでした。
部屋の外には竹林と露天風呂。部屋に露店風呂が付いてると、支度せずに入り放題なのが嬉しくて。さっぱりしてから飲む生ビールは最高です。
正直、奈良漬や柿の葉鮨、茶粥くらいしか思い付かない奈良の食材ですが、先付や八寸に使われていたのが当帰という生薬。独特の香りと苦味があります。天ぷらになってたり(写真左の葉っぱ)、お茶で出てきたり。調べると大和当帰は奈良名産なんですね。薬草風呂の入浴剤にも入っていました。(だから口の中がお風呂の香りに笑)
飛鳥鍋(奈良の蘇=古代のチーズが入ったオマール海老のスープ)や大和牛を和紅茶で燻した焼きものも。いつもお椀、お造りあたりでおなかいっぱいになってしまうのが毎回こころ残り。食事のあとはまた露天風呂(当帰風味)で風にあたり、大きなソファーでゴロゴロしながらウイスキーロックを。
翌朝も快晴。今回のふふ奈良、オープン直後の緊張感と高揚感がありつつ、落ち着いてゆっくり過ごせる素晴らしい空間でした。また伺えるのを楽しみに。