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リーダーが口にすべきでない"3つのム"
リーダーが何気なく言ってしまっている言葉で、組織力を低下させていることってあるんですよ。
今回はリーダーが口にすべきではない言葉をお伝えします。
1.3つのムとは
では、さっそくリーダーが口にすべきでない3つのムとはズバリ
「無理」・「無駄」・「難しい」です!
言ってませんか?無意識に言ってるかもしれませんよ
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2.なぜ言ってはいけないのか
なぜ、「無理」・「無駄」・「難しい」を言ってはいけないのでしょうか。
ちょっとイメージしてくださいね。
あなたの上司や先輩が、あなたに
「上はやれって言うけどさぁ、そんなこと言っても無理だよねぇ?!」
と言ってきたら、あなたはどう返しますか。
実際に研修の場でも聞いています。
するとこんな声が返ってきます。
「そおっすよね」 「無理ですよね」
上司や先輩が「無理!」って言ってるのだから、同意しますよね。
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では今度は立場を変えてみましょう。
あなたが後輩に対して
「そんなこと言っても、難しいよねぇ」と。
後輩たちは、あなたにどう返すと思いますか?
「そうですよね」 「難しいですよね」
リーダーのあなたが「難しい!」って言ってるのだから、後輩たちもそれに同意します。
同意しかない!「無理」「無駄」「難しい」って言われたら、言った方も言われた方も”次の手”は考えなくなるんですよ。それが大きな問題なのです。
3.じゃあ、どうする?
「無理」「無駄」「難しい」って言われたら、言った方も言われた方も”次の手”は考えなくなるんですよ。それが大きな問題なのです。
自分より上のリーダーが「無理」って言ってるのに、下のメンバーは次の一手を考えようとするでしょうか。「そんなこと言わずに、考えましょうよ」なんて基本的に部下や後輩は言いませんよ。
そしてあなた自身も、無理って言った段階で、次の一手を考えられるはずがないんです。
じゃあどうする?
「どうしたらいいだろう?」
「何かいい方法はないかな?」
と呪文のように唱えてみてください。
人は「自問すると自答」するんです。
良いアイデアが浮かぶかもしれませんよ。
4.本音かどうか、後輩はわからない
ただね・・・私たちがこれらの言葉を使う時って、たぶん感想レベルぐらいのことだと思うんです。本気で無理って言ってるわけではなくって、ちょっと思ったことを思わず口に出しちゃったレベルってことです。
でも部下や後輩からしてみたら、リーダーが発した言葉が”本音なのか”、”感想程度なのか”って、分からないですよね。
分からないからこそ、自分より下の部下・後輩の方々には使わない方がいいですよ。
5.3つのD
「3つのム」と同様に、3つのDについてもご紹介しますね。
ずばり「でも」、「だって」、「どうせ」です。
これも良く使っちゃってませんか?
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無意識のうちに、口癖で口走っていること、よくあります。
これらの言葉も、後ろ向きに受け取られるんですよ。
後輩からことあるごとに、「でも」、「でも」と返されて、嫌な思いをしたことあります。
相手を不快にするので、「でも」、「だって」、「どうせ」は控えましょう。
ではどうする?
こう言い換えてみましょう。
「だからこそ」
ほら!言い換えるだけで、ポジティブなイメージに変わりますね。
リーダーの言葉は、後輩たちに大きな影響を与えるからこそ、日ごろから使う言葉に気を付けましょう。
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