見出し画像

育休中に磨かれ身につく、4つの能力。

クレイとアロマの自然療法講師/育休コンサルタントのまゆこです。

10月の育休改正が近づき、男性の育休についての問い合わせも増えています。

男性が育休取得を考えるにあたって1番の目的は、配偶者の負担軽減なのではないかと思います。

もちろん、配偶者の負担を減らして、夫婦で育児家事を分担して楽しむことが大きいのですが、

育休中に磨かれる能力が他にもあります。

赤ちゃんとの暮らしで身につく4つの力


育休中は、赤ちゃんとの暮らしがメインになります。赤ちゃんはかわいいんです。

全力でママやパパを求めてくれてこんなに愛おしい存在があるの!と感動しちゃいます。

だけれども、排泄、食事、睡眠、遊びと手もかかり、思っていた通りにいかないこともしばしば起こります。

赤ちゃんと接していくうちに自然と身についてしまう能力について、取り上げてみます。

予測力

例えば、赤ちゃんが泣いていて、周りはどうしていいか分からないけれど、ママは赤ちゃんがなんで泣いてるか分かって対応する。

周りが「ママは赤ちゃんのことを直感でわかるのかな、すごいなー!」ってなる。

いやいやいや、直感じゃないですから!

ママだって、始めはオロオロしっぱなしでどうしていいか分からなかった。

トライ&エラーを繰り返して、状況から予測する力が身に付いたということ。

予測力は、分析力、リスク回避能力にも繋がります。

なんだか、ビジネスシーンでよく聞く言葉ですよね?まだまだ、ありますよ!

責任感

赤ちゃんを世話していると、赤ちゃんの命は自分にかかっているんだ、とプレッシャーに思う瞬間があります。

まさに、ヒヤリハットだらけ。

例えば、抱っこしていて手が滑りそうになったり、ソファで寝かしていてずり落ちそうになったり、車に乗せていて運転していてふと思ったり、

ひとつひとつのことをしっかり着実にやっていくことが求められます。

自分がなすべきことをやる。その繰り返しが赤ちゃんを守り育む。

でも、毎日毎日重い責任を背負っていたら、心が折れてしまいますよね。

やるべきことを見極め絞って実践すること、失敗した時に思考を転換することも大切です。

失敗を次のリスク回避に活かす。
常にどうすれば一番良いか、という思考が磨かれていきます。

責任感は、忍耐力、柔軟思考、判断力にもつながります。

選択力

赤ちゃんとの暮らしで、新しいものを購入することも多くあります。

おむつ、布団、タオル、お尻ふき、哺乳瓶、チャイルドシート、ベビーカー、服、小物などなど、たくさんのものを入手する機会があると思います。

始めは適当に選ぶかもしれません。
もちろん、始めからじっくり選ぶ方もおられるでしょう。

適当に選んでも、じっくり選んでも、思った通りの時と予想と違う時があります。

商品が予想通りでも、赤ちゃんが想像の上をいっていたなんてこともあります。

紆余曲折を経て、自分と赤ちゃんの価値観が固まっていき、選択する際のポイントを逃さないようになって、失敗しない選び方が身についていきます。

選択力は、情報収集能力、金銭感覚、優先順位付けにも繋がっており、はじめに出た予測力もいかされます。

コミュニケーション力

育休中は、これまでの人間関係とはガラッと変わります。

仕事、家族、プライベートの三角形の中にいる方がほとんどだと思いますが、

赤ちゃんとの生活により、社会との関わりが多くなります。

出産する病院や助産院
届出などをする市役所や職場の人事
健診など赤ちゃんのイベント

赤ちゃんといると何もしていなくても、ご近所さんや電車で一緒になる人に話しかけられることも増えるんです。

今までの自分を全く知らない人との会話は、慣れないうちは案外難しく感じますが、

慣れてくると、近すぎず遠すぎない人間関係が心地よくホッコリすることもあります。

コミュニケーション能力は、企業でも最も求められる能力のひとつです。

育休を取ることで、普段と全く異なる人間関係に入り自然と磨かれるなんて、ありがたいなって思います。

コミュニケーションが広がり深まることで、積極性や伝える力、共感力も養われます。

まとめ

育休がキャリアのブランクになる。
本当にそうでしょうか??

ブランクがマイナスになることもあるかもしれませんが、
声を大にして言いたいのはプラスも大きいということ。

もし今はメリットが見つけられないとしても、

近い将来自分が上司になった時、取引先との会話、新しい発想が必要な時など、

育休中に身についた経験が活かされる時が来るはずです。

赤ちゃんが生まれる、生まれたなら、育休取得を考えてみてはいかがでしょうか。

男性だけでなく、女性もそうです。
休むことはマイナスだけではない。

罪悪感や劣等感を感じてしまったら、身についた能力に着目してみて欲しいです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?