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桜並木の再生
新年からこちら、オフィスに出勤する日々が続いています。
今週はようやく、朝いちから出社しないでもよくなったものの、毎日出かけることに変わりはなく、体力少なめの自分にはなかなかつらい状況。なるべく飲むのを控えているドリンク剤に、はやくも手を出す羽目になりました。
栄養ドリンクは体力の前借りになるので、どのタイミングで飲むか、体力が枯渇しきってしまうその前を見極めるのが難しいですよね。
さて、週末に回復しきらなかった重だるい身体をどうにか動かして、玄関を出た月曜日。
駅へと向かう歩道でなにやら作業をしているのが目に入りました。
桜並木を補修しているところでした。
15年以上前にここに引っ越してきたときは真夏で、桜並木があるのは目に入っていても、意識はしていませんでした。
それが翌年の春になって、ずらりとならんだ桜が咲き誇るその見事さに驚かされて以来、毎年、春が楽しみになりました。
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これより前の年は、毎年見られると安心しきっていて
写真を撮っていませんでした。うかつ…
ここ数年は倒木の危険があるとかで、何本もの桜が切られてしまい、歯抜けのようになっていた桜並木。
しかも桜の木を撤去した後の地面はアスファルトで固めてしまい、もう以前のような桜並木は見られないのだ、と残念に思っていました。
でも、そうではありませんでした。
アスファルトを剥がして土を掘り返し、若い木を植えている作業員さんたちを見て、思わず声をかけたくなるくらい、ほんとうに嬉しくなりました。
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びっくりするくらいまっすぐです。
まだまだ細い、若い桜の木。
この桜たちの幹が太くなり、枝を大きく伸ばして花を咲かせるころには、自分は別の街に住んでいるかもしれない。
それでも、またここを訪れてその美しい風景を見たい。
遠い先に灯った希望は、おつかれ気味ですっかり世を儚むモードに傾いていた自分の心に、暖かいなにものかを流し込んでくれました。
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