お茶でもひとつ : 武夷老叢水仙
中国茶一年生の自分。
今はたくさん種類のある中国茶を少しずつ飲み進めていっているところです。
先日、武夷白鶏冠を飲んだ時に色々なサイトを読んで、岩茶の葉はしっかりと焙煎するので一般的には黒っぽい色をしていることを知りました。
今回飲んだ老叢水仙は、それを実感する黒々とした茶葉でした。
見た目につられて、焦げたような香りがするのでは、と思いきや、茶葉は新しい畳のような涼しげな香りがしました。
1煎めはまるで紅茶のような濃い色が出ました。
茶葉の時には涼しいと感じた香りですが、淹れてみると甘い香りがします。
この香り、表現しづらいのですが、中国茶を飲んだときによく感じる甘みです。説明になっていませんね…(苦笑)
お湯の温度が下がるとその分甘くなる気がしますが、色や香りは薄くなってしまうようです。
また、煎を重ねるにつれてお茶の色はだんだんと薄い黄色になっていき、味も、うーん、甘いかな? という感じに。
けれど、熱いお湯で長めに淹れれば8煎めでもこの通りでした。
10煎めになるころに茶葉が開いてきました。
それでもきれいな飴色が出るので、まだ飲めるのかな… と迷いつつ、11煎めに突入。
香りは感じられなくなりましたが、味はかすかな甘みが残っているように思いました。
いつものことなのですが、どこがやめどきなのか、中国茶はそのあたりがわからないなあ、と思います。
茶葉が開ききっていなかったり、色が出たりしている限りは飲めそうな気がしてしまい、延々と飲んでしまうんですよね。
なかにはお茶がただのお湯になるまで飲む人もいるようですが、自分の場合は単にやめどきの見極めがついていないだけなので、野暮な飲み方をしているのかもしれません。
まだそんなにたくさんの中国茶を飲み比べたわけではないですが、この老叢水仙の1煎めのような味が好きかも、と思いました。
さあ、次は何を飲もうかな?