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春は片付けられない季節!?

春はそわそわしたり
片付けられなくなったり
身体が不調になる?

それは気のせいなのか
夢なのか。事実なのか。



今回はわたしがここ数年前から
マイペースすぎるくらいの牛歩の歩みで学び始めたアーユルヴェーダの視点で見てみます。



この季節は特に片付けられない。
なんか、やる気が出ない。
家に突然ひとが来たら
「今すぐには見せられないからちょっと待って!」汗、、、と待たせる状態に。

今日やろうとした確定申告が
どうしてもやる気にならず、先延ばしにする
気づけば時間だけが経っていて自己嫌悪、、、


今の季節のわたしです。

なんでこうなるのか。
それはわたしが怠惰な人間だから。


・・

いえ。アーユルヴェーダの見方をすると
今この状態がヴァータの性質が増えているから。
と捉えることができます。


??なんとまぁ、平和的視点。
確かにわたしは怠惰な部分がありますよ。
面倒なことは先延ばしにする癖もあるし。
片付けられないのも、
やる気が出ないのも全部自分のせいって思ってた。


それよりヴァータってなに?ってなりますよね


さて。いきなり本題に入りますが
ヴァータの説明をする前にまずはここから。


「土、水、火、風、空」
アーユルヴェーダでは、宇宙にある全ての物質は
この五大元素によって構成されていると捉えます。

そして、ドーシャという3つの生命エネルギーによってわたしたちの体や心は動いていると考えます。

3つのドーシャ

▪️ヴァータ(Vata)  風+空
▪️ピッタ (Pitta) 火(+水)
▪️カパ (Kapha)  水+土

※ピッタは古典書には火しか書かれていませんが
現代では水の要素も関わっていると解釈するのが一般的です。これはまた長くなるので別に書きます。


ヴァータ、ピッタ、カパ。人間は誰しもこの3つのドーシャバランスで成り立っていてバランスがとれていれば健康、バランスが乱れたときは病気ととらえ
食事や薬でドーシャを整えていくのです。


ドーシャは季節や天気、時間、年齢によっても変化するものです。
食べるものや生活習慣でも増えたり減ったりします。


人間誰しもいろんな側面を持っていて
すごーく社交的かと思ったら意外と人見知りだったり。ラフで豪快な人かと思ったら実は神経質な部分があったり。

それは珍しいことでもなんでもなくて、ごく正常な状態で、それに似ている。

昭和的価値観だと
つい多面性があるのは信頼がなくなるからダメ、
とか
一貫性がないと、説得力に欠けるのでは?とか思っちゃうんですよね。
そこには、長年生きていればいるほど
当たり前の思い込みがありますよね。

推していたのにこんな人だと思いませんでした…
とか
尊敬している人の裏の意外な一面(良からぬ方)を見て幻滅したり、とか。


勝手に推して崇拝して
頭の中で理想が出来上がり
ある日突然熱が冷める。
わたしにも心当たりがあるけど勘違いの恋。みたいな全部自作自演です。相手にとっちゃだいぶ迷惑な話ですが。


人間には誰にでも違う一面が在って、こんな人、なんて簡単にカテゴライするのは無理で
実際は何も変わってない。
ただ、解釈する側もバランスが崩れていただけなのは確かかもしれない。


ひとは
いろんな顔を持つ多面体だってことをもっと自覚すれば自分に厳しくすることが減るから
人にも優しくなれる。


厳しくしてるのは癖みたいなものだけど
変わることはできる。
細胞だって毎日死んで生まれ変わっていて
昨日のわたしと今日のわたしは同じようで
同じじゃない。


だからこその、変わりゆく自然界の中で変わらない指標を見出した。
それが幸せに生きる知恵だったんだと思うんです。
アーユルヴェーダは自分の生まれながらの体質を知って幸せに生きていくためのもの。
2500年以上も受け継がれてきたものには
時代が変わろうと変わらない普遍的な自然界の理論があります。

さて。アーユルヴェーダといえば
数千年の歴史と言われますが、紀元前5〜6世紀に生まれたブッダがアーユルヴェーダの治療を受けたという記録が残っているので少なくとも2500年以上の歴史があるのは確実。

Ayur               生命を
Vindati          見い出す
iti                   これが
ayurvedah    アーユルヴェーダ

食事で変わる心と体
アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ
香取薫・佐藤真紀子

インドには「ヴェーダ」という壮大で奥深い科学が
あった。医学であるアーユルヴェーダも
そのひとつ。


日本では民間療法になるけど、インドでは専門に研究する大学があるんです。国でも医学として正式に認められているって凄いですよね?!
インド人が羨ましい。



気づけばインドに意識が向かい自分のアンテナでキャッチして学びたくなったのはなぜ?って
「全ての個性を尊重する体質論」
「ひとは自然の一部である」

という考えにとっても魅力を感じたから。

自分の体質に対して否定的に捉えることってあるじゃないですか。
わたしでいえば、落ち着きがない、とか怠惰である、とか。
つい、嫌だと捉えると切り離したくなるものですが
アーユルヴェーダは視点が違います。

落ち着きのなさは、生まれながらのヴァータ気質とピッタが若干多め、から。
ヴァータは風だから動くことが自然だし、それも個性。ピッタも相まって熱を出さないと溜まりやすい。
それが生まれ持った自分の気質です。


怠惰なのも、今の自分のドーシャバランスが崩れているという状態の現れ。
どんなひとでも、バランスがとれている状態の時
は免疫力が高まり、体力が増して病気を寄せ付けません。顔が艶めき、幸福感に溢れてやる気が出るのか普通の状態。


ヴァータ体質のひとは、風の強い日なんかも
ヴァータを増やすので
風の日に動き続けることによっておきる疲労感が
考えられます。春は、地域によって風が強くなったりしますからね。

じゃあ、どうしたらバランスが取れるのか。
過剰になったヴァータを減らすことをします。


特別なこととかではなく、
オイルマッサージをしたり、規則的な食事を心がける、温かいスープを飲んだり。

たまたまヴァータを紹介しましたが、
ピッタやカパにもそれぞれの特徴があります。
自分の体質を知りたい方は、今は無料で診断できるサイトもあります。


どんな体質でも否定するものはなにもなく、ただ存在することの静かな尊厳。
アーユルヴェーダから自然の在り方を学ぶ。

ただ、在ることへの過剰な期待のなさ、みたいなものが心地いい。

アーユルヴェーダについて学ぶって
最初はなんだか敷居が高く感じるけど
年齢を重ねていくたびに思うのは
自分の体質にもちゃんと目を向けて
今必要なものを必要な時に取り入れたいですよね。
もう無駄なものは要らない、と思いませんか。
※年齢を重ねていくとヴァータは自然と増えていきます

今後、体質や体質に合ったケア、食事、睡眠などもこちらで書いていきます。
アーユルヴェーダをまだ知らない方も
ここからわたしと一緒に学んでいけたらと思っていますので また、お気軽に遊びにきてくださったら嬉しいです。

ここまでご拝読くださりありがとうございます。


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