真弓 想子

上品なB型です

真弓 想子

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最近の記事

男の人かと思ったの

女子トイレで手を洗おうとしたタイミングで誰かが入ってきた、手洗い場の横には目隠しのように壁があって誰かは全く分からない、というか気にもしなかった。だけどその人は私に向かって声をかけてきた少し強い口調で。『ここって女子トイレですよね?』と、咄嗟に「はい!」と運動部のような返事をした。その人を見てみると70代くらいの小柄なおばさん。分かりづらかったのかなと思ってたら『ごめんなさいあなたが男の人かと思ったの』と言い残してトイレの個室に入っていった。まぁ確かに私はそこら辺の女子と比較

    • Instagramで結婚を知る

      結婚ラッシュは聞いたことがあったから、たぶん今のこの状態をいうんだろうなと思うが、まだどこか認めたくないような気持ちでいる。20代も後半、気にしないように生きてきたが世間がそうはさせてくれない。SNSをフォローしていようがしてまいが誰かは繋がっているため情報が嫌でも入る。映画やドラマでは同じ境遇にいるような社会的弱者のような立場の人間を主人公に人生を謳歌し奮闘するが、本当に悩んでいる人にとってはタイトルを見ただけでゲンナリする。頑張る気力もなにもない時にWANIMAは聞けない

      • 心からのおめでとう

        こんなに嬉しいものなのか、学生時代の友人の結婚報告は。苗字を変えてみましたと。驚きの後ひと呼吸置いてお祝いメッセージを送ろうと彼女の顔を思い出してからというもの、写真フォルダを開いたのがマズかった。感情が溢れ、居ても立っても居られず電話をかけた。もしも〜しと出る声で涙腺崩壊だ。おめでとうをはっきり言えなかった、嬉しくて。お腹には赤ちゃんもいるという。ダブルパンチ、うぅ嬉しい。電話を終え涙を拭きお茶をひと口飲んだが余韻は残ったまま。学生時代や遊んだ時の写真をしばらくずっと見てい

        • Z世代メルカゾール飲み過ぎた

          メルカゾール錠5mgを朝食後に服用している。常々思うことだが毎日お薬を飲み続けるということは非常に大変、ルーティンになりすぎると良くない。飲んだか分からなくなってしまうから。そう今日も2錠飲んで家を出た。 お昼になって帰宅、なんだか偏頭痛の予兆が。薬を2錠飲んでひと安心。ちょっとクッキーでも食〜べよっとふと机に目をやると、メルカゾールを飲んだ形跡が。 うわやってしまった。 鎮痛剤のつもりがメルカゾールを飲んでしまった。 飲み忘れたことはあっても飲み過ぎたことは初めてだ

        男の人かと思ったの

          張り切った履歴書

          「これなんて読むの?」「これは?」 憧れの地に住めるのであれば未経験の業界なんてワクワク感が勝ってすぐに求人サイトから応募した お花屋さんの面接が決まった 夏の暑い中しかくいボックスに入って上半身だけ整えた姿で写真をパシャり。撮った4枚を吟味して、よしこれでいこう、何回見てもよく撮れていた いかに本気であるか伝えなきゃ。志望動機の欄と睨めっこがはじまってやっと出来上がった 『気持ちに色を付けてくれて寄り添ってくれるお花には魅力を感じており…』 今思えばよくこんなも

          張り切った履歴書

          見つかっ

          #夏の1コマ

          冷房

          40℃!?暑すぎるわけだ汗が沸々と湧き出てくる。最近のトレンドといえば猛暑。例年にない暑さですとか、そんなのばかり。そのニュースに比べれば強盗だとかのトピックスは短時間でご紹介のみ。おそらく今日も記録的暑さを更新するだろう。彼女が出かける前にセットした髪の毛なんて額にべったり、せっかく付けた香水の爽やかな匂いもどこかへ消え失せる。待ち合わせしていた友達も同じような悩みを持っていたようですぐさま建物内へ逃げ込んだ。 なんて涼しい。冷房のない生活へは戻れない、冷房業界盛り上がって

          エナジードリンク?何それ

          元気を出すための飲み物?あの茶色い瓶に入る黄色の飲み物がただのジュースじゃないことを知ったのはいつだろう。 1日1本と約束され大事に大事に小さな瓶に入る120mlを豪快にのんだり、ちまちま飲んだりしていた。ほんっとに美味しいジュース。 オロラミンCは今でも飲むし、大人買いだってしたことある。私のエナジードリンクの始まりはオロラミンCで、以降暫定1位のまま。 そのくせ誤字って覚えていたのには申し訳ない、正しくはオロナミンCらしい。 学生時代には試験前の気合い入れとしてエナ

          エナジードリンク?何それ

          推理小説のような夢

          ゴォホッっぅぁ 喉が異常に枯れてかなりむせた汗で濡れた髪の毛を額に感じながら起きた いつの間にかソファで寝てた 怖かった 夢だったのかよ… そこは綺麗なモデルハウスのような家だった 広いリビングにおしゃれな家具が並び、開放的な造りだからか広い窓が似合っていた その窓からは夕陽が差し込み温かくもこれから冷たい夜が訪れるためか早くも闇に包まれそうな空気感が感じられる 一変して家の中では親戚らしき人らが各々これからあるパーティへの準備でバタバタしていた 私も18金のネック

          推理小説のような夢

          床で卵が割れた

          あれほどまでの喪失感はなかなか無い。 仕事が終わって買い物に行く、近くのスーパーで知り合いに会うのは面倒だけど今日はそこでいいっか。必要なものだけしか見ず買い物しようとネオンの光がうるさい近くのスーパーに行った。 カット野菜、納豆、豆腐、キムチ、それから卵6個入りパック 現実、20代女性ひとり暮らしはこんなもんだ。 ダイエットにいいと聞いた食材たちをカゴに入れお会計。 家が近いもんだからスーパーの駐車場くらいから家の鍵を出す、いかに効率よくスムーズに気持ちよく家に入れ

          床で卵が割れた

          クセのあるLINE

          スマホで相手とコミュニケーションをとる以上、居心地の良いLINEは欠かせない。 絶対ありえない!とかではない それでも無意識に、ちょっぴり苦手意識が芽生えてしまっているLINEの界隈が私にはあるようで それが「ありがとぅ」 とか、やたらと語尾が小さいLINE 例えば私は「頑張れぇ!」「いいなぁ!」とかはなんとも思わないので難しいところではある。しかしこれがさらに使いこなされると語尾だけにとどまらず、文面の至る所に散りばめられる。 「ぉいしかったぁ、また食べたぃなぁ」

          クセのあるLINE

          狭い日本そんなに急いで何処へ行く

          母親の言葉である。 自分で作ったのか誰かの受け売りなのか定かではないが、私はその言葉を母親から初めて聞いたので、母親の言葉として受け止めている。 その言葉が聞けるのは車内と決まっている。 あおり運転、よく耳にする言葉ではあるが 我が家はもっぱら安全運転家系。 誰もぶっ飛ばさない、安全な速度を好む。 そのためか後ろからすごい速さで近づいてくる車がいれば、すぐさま近くの路肩が広いところで左側に寄り、 "お先にどうぞ"をする 煽られるのが嫌だからである。そんな時に後ろか

          狭い日本そんなに急いで何処へ行く

          理系か文系か

          小学生の頃、もっぱら算数が大好きだった。決まった答え、頑張って導き出した答えが正解だった時の達成感、ありきたりな理由が学習意欲を掻き立て塾にまで通った。 もちろん成績アップ、中学生になると学年でトップ3には入るほどだった。数学以外の科目もバランスよく頑張った、5科目にとどまらず音楽や美術、体育では毎年クラス対抗リレーの選抜メンバーであった。 優等生 そう言われるのが嬉しく、高校も近くて1番の進学校へ入学した。 高校の数学が始まる。 解けない、いくら考えても解けない、解

          理系か文系か

          異様な友だち

          大人になれば友だちとの関係性も変化する。 私も例外ではなく進学や就職等で疎遠になったままの友だちも多く、そんな中で今でも仲良くしてくれている友だちが数人いる。 ルカとは高校2年生で同じクラスになったのをきっかけによく遊ぶようになった。活発な女の子で友だちも多く彼氏も絶えずいた。根っからの美人というわけではないが愛嬌で勝負しているタイプだ。高校卒業後は疎遠になりかけたが就職で地元に戻ってきたことをきっかけに仕事終わり等、時間が合う時にご飯に行ったりしている。 社会人5年目に

          異様な友だち

          枕選び

          布団に入る前に"いくつか"クッションを選ぶ。 これが私の寝る前の習慣である。 "いくつか"というのかポイントで、いざ寝ようとしても選んだクッションがその日の自分にしっくりこない場合わざわざ身体を起こしてソファまでクッションを取りに行く行為が煩わしく思うからだ。 もちろんキチンとした枕は所有している、だが合わない。この枕が一つで役割を果たしたことは記憶上ない。買った時は低反発やら横向き用やら吟味したに違いないが合わないものは合わない。 一方、毎日選ぶクッションというのは普