[月イチ九州]#103(大分県別府の旅)「スパポート」を手に温泉巡り
スタンプラリーをしながらの共同浴場巡りは、別府をよりディープに体験できる方法として強力におすすめ。私の体験をご紹介します。旅したのは2019年のGW。2泊3日で別府、しかもレンタカーはせず駅から歩ける範囲で3日間過ごしてみようという旅でした。
別府には温泉共同浴場が無数にある!
別府の共同浴場は地元の人のおうちのお風呂がわり。各地区に驚くほどの数の温泉があります。これまで別府の旅で入るのは旅館の大浴場だったので、ここまで生活に密着した温泉の世界があることを知りませんでした。
「スパポート」を入手、温泉スタンプラリーを始める。
別府駅の観光案内所で別府の温泉施設ガイド「別府八湯温泉本」と、各温泉の入湯記念印を集めるパスポートならぬ「スパポート」を購入。1歩踏み込んだ別府の旅、「別府八湯温泉道」の修行が始まりました。
共同浴場【不老泉】にて。
「別府八湯温泉道」詳しくは:
https://onsendo.beppu-navi.jp/
別府八湯温泉道、極めるとどうなる?
加盟している別府の温泉施設はなんと150!!入湯記念スタンプを8つためると初段認定、晴れて88湯を巡ると「温泉道名人」に認定されるそうです。(ひょうたん温泉の休憩所の温泉殿堂に肖像写真とともに永年展示ですって!)生涯をかけて温泉道名人になることを誓いました。名人になるまで、何回別府に行くことになるのだろうか?
2泊3日で巡った温泉
スタンプを集めたのは、
宿泊した【松亀荘】、上の写真の【不老泉】と
【紙谷(かみや)温泉】 ここのお湯は別府の中でも熱いと地元の方が教えてくれました。あんまり長く入ってると具合悪くなるよ、と心配してくれた常連のおばあちゃんも(別府の人優しい)。
紙谷温泉は飲泉もできちゃう。お味はなかなか強烈でした。
【的ヶ浜温泉】 入湯料に注目!(別府すごい。大体安く入れる。なのに名湯揃い!!)
この旅ではスタンプ4つ。88湯制覇まで、何年かかるかな?
共同浴場に行く時の心がまえ
ボディソープ、シャンプー類、タオルは持参しましょう。皆さん家から持参ゆえ、置いていないところがほとんどです。
脱衣場と大浴場の間に仕切りやドアがなくてもビックリしない。おそらくこれが伝統のスタイル。湿度100%の空間で着替えます。浴槽から棚が丸見えなこともあるので、ロッカーキーなんて無くても治安的には安心だったりします。
地元の人々の生活に「お邪魔します」の心を持って入りましょう。小規模な浴場も多いので譲り合って。私は、脱衣場に入る時に元気にこんにちはー!と挨拶すると、常連さんがあれこれ教えてくれることが多かったです。地元の人とお話ししたことは、良い思い出になりました。
節水に協力。湧き出す温泉水よりも水道水のコストがかかる。ある温泉で「なるべく温泉の湯を使いましょう」の貼紙があって、別府の湯量の豊富さを実感。地元の人が浴槽からお湯をすくって体を流していたらマネしていました。
別府の湯は熱い。的ヶ浜温泉で、小さな子供がお湯に浸かってゾウさんのじょうろでずーっと遊んでいたのを見て尊敬しました。その子はお湯から出ると首から下が真っ赤になっていましたが、お湯の熱さにもすっかり慣れている様子。お湯に浸かる前に、何度もかけ湯をして熱さに体を慣らしてから入ると良いそうです。
水分補給を忘れずに。別府のお湯はパンチが効いてるので、休息を取りながら湯めぐりしましょう。
これからも続けたい 温泉巡り
この後何度か別府に行き、現在スタンプの数は16。温泉が良いのはもちろんですが、地元の人との触れ合いも別府八湯温泉道の醍醐味だと思います。別府のことをより深く知ることができる共同浴場巡り、おすすめです。
*2019年の旅の記録です。現在は状況が変わっていることがありますのでご了承ください。
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