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サーフィン初挑戦! 宮崎に3日で5レッスン受けに行ったらどうなったか?

波に乗ってすーっと進めたら気持ち良いだろうなという単純な理由で、いつか挑戦してみたかったサーフィン。宮崎まで行くからにはまとめて何回かレッスンを受けたいと、3日間で5回のレッスンプランに申し込みました。上達できたのか? レッスンの間どんなことを思っていたのか? 宮崎グルメも、観光も、欲張って楽しむことはできたのか? をお届けします。


来週は宮崎、急に不安になったこと。

宮崎ってヤシの木の並木があったりして、いつも暖かい南国のイメージがありました。レッスンの予定は11月下旬。来週は宮崎行きという頃、週間天気予報を見た時にフリーズしました。
予想外に寒そう。。。しかもこの気温で海に入るなんて大丈夫なのか?

風邪をひかずに宮崎から帰る、が第一目標になりました。
結果、元気に宮崎から帰ってくることができました。宮崎は海の中にいるほうが外気に当たっているよりも暖かく感じました(黒潮は温度が高いということを体感)。レンタルのウェットスーツを着ていれば、寒くて海に入れないってことはなかったです。

最初のレッスンを受けた青島

宮崎へ

オフシーズンでも暖かそうだったのと、海が激混みでなさそうなので宮崎でレッスンを受けることに決めました。わざわざ東京から宮崎まで行くんだから頑張ろうという原動力にもなりました。
着陸前、あの辺りの海に入るのかなあと眺めていた青島方面です。

1日目 レッスン1

空港で早めのお昼を食べ、1日目は午後に2レッスンが予定されていました。本場で食べるチキン南蛮で早速パワーチャージ。お店は宮崎空港3F【夢かぐら】でした。

これが、食べ過ぎた、しまったと思うことに。サーフィンは腹ばいになるので胃のあたりを押されます。午後のレッスン中、胃の重さをずっと感じていました。サーフィン前の食事は軽く、終わったらガッツリ、を心がけようと思いました。

記念すべき初のサーフィンレッスンは、まずビーチで注意事項の説明を受け、砂の上に置いたボードの上でパドリング(腹ばいで腕で水をかく)や、立つ練習などをしました。風が強い日で、ビーチの砂がさーっと一方向に飛ばされて行く位でした。
海に入り、ついに実践です。あの波行きましょう → パドリングパドリング! → はい立って! →(生まれたての子ヤギ状態のうちに)わー! ドボン の繰り返し。
奇跡的に1回だけ、立てて進んで行けました。降りた後振り返ったら、沖にいるインストラクターの方が頭の上で両手で◯をしているのが見えて、泣きそうに嬉しかったです。

振り返ってみると、最初のレッスンが一番大切。全力で取り組みましょう。
なぜかというと、腕の筋肉痛に悩まされずに受けられた唯一のレッスンだったからです。

1日目 レッスン2

レッスン2まで1時間以上の休憩時間がありました。水に濡れたままだと寒いので、乾いた服に一旦着替えました。レッスン2のためにウェットスーツをもう一度着ようとした時、早くも腕の筋肉痛が出始めました。濡れたウェットスーツは1ミリも上がらないんです。力を込めて引っ張り上げると、肘から肩にかけての筋肉が悲鳴を上げていました。
駐車場からボードを運ぶのも、腕が悲鳴でした。ロングボード(8Kgくらいある)を私は片手で運ぶのは無理で、両手でヨタヨタしながら運びました。風がさらに強くなっていて、風を受けたボードに押されてボードと共にくるりと1回転してしまったり、情けなさ満点でした。

レッスン2は波に乗って進む感覚を体感する、乗っている波の角度を見る、をやりました。が、腕痛いが始まりパドリングがパワーダウン。腕で水をかくのに、水面より上に腕が上がらなくなり、スピードが落ちてしまっていました。自分の腕じゃないみたい、重いー(涙) 
波に乗る以前の段階で、波に追い越される悔しさを何度も味わいました。結局インストラクターに後ろからボードを押してもらって、という展開になりましたが、波と一緒にスーッと進んでいくの、すごくワクワクしました。
夕方の海にいると、夕日のオレンジ色を映した波がとてもきれいでした。

わー! ドボンの原因はコレじゃないですか? と毎回自分の予想を言って、インストラクターと答え合わせをしていました。例えばボードの先端の方向が曲がっていた、歩幅が狭かった、お尻が出ていた、など。←当たると嬉しい

1日目の2レッスンを終えて

正直 こんなに大変だと思わなかったです。
肘から肩にかけての外側がめちゃ筋肉痛! パドリングも、海に落ちた後にボードによじ登る時も、1ミリも上がらない濡れたウェットを無理やり引っ張るのも、みんなここを使っています。スマホってこんなに重かった? とびっくりするほど腕がダル痛でした。あと、両耳に水が入って、ペットボトルから水を飲むたびにズゴゴゴゴ、と耳の奥が鳴ってました。

夜になっても、後ろから波が来る時の、ふわっと押される気がしていました。この日はとても風が強く、どんどん流される→パドリングで戻らねば(いてて)の、なかなかハードな日でした。

明日は一体どうなるのか!? 腕はなんとかなるのか!? 全く予想がつきません。無理せずやめておくのも勇気ある撤退ですとレッスンの最初に言われたものの、せっかく宮崎まで来たしなあと不安と楽しみ五分五分の夜を過ごしました。

青島エリア宿泊で温泉に救われる。夕食は九州らしく牡蠣小屋へ。

風邪をひかずに帰れたのは、温泉で体を温めることができたからだと思います。レッスンのスポットから近いので青島エリアの宿泊を選びました。青島は温泉付きのホテルも多く、サーフィンしなくても温泉リゾートとして楽しめるエリアです。今回は【ルートイングランティアあおしま太陽閣】に2連泊。ウエットスーツをフロントに預けると翌日まで干してくれるサービスがあります。ありがたい! チェックインして早速温泉であたたまりました。3日間何度も入った温泉に救われました。
夕食は、牡蠣を炭火で焼いて食べる牡蠣小屋【フィッシャーマンズ 漁師の牡蠣小屋·肉小屋】に行ってみました。焼き立てあつあつの牡蠣をハフハフ食べるの、幸せでした。せっかくなので宮崎牛も焼いてみました。

しかし、何をやっても腕が痛い。寝る前に行った大浴場の露天風呂に出るスライドドアが開けられないレベルの急激な筋肉痛でした。

2日目 レッスン3

朝起きても筋肉痛がひどく、眉を描こうとしただけで「腕痛っ!」。海に入ったらどうせ取れちゃうし、いいやもうとドすっぴんで朝9時にレッスンに集合(とほほ)。

レッスン3は引き続き、波に乗ってボードの上に立ち上がる練習。この日は横風を受けてトラック横転、みたいな体の横から波に裏返されるような、わー! ドボンが多かったです。風とか流れとかで先端の向きが曲がりがちだったり、腕が痛くボードに両腕をついても片方伸ばせてなかったり(本人は伸ばしてるつもり)、波にボードが直角にならず、横転事故の原因が多発。落ちまくる中、2回位立ってすーっと進むことができました(ミラクル)。この時は何かが降りてきたかのように不思議と冷静になれて、幽体離脱のように自分を俯瞰して見ている気がしました。はい遠く見て(よし!)、はい足の位置修正(よし!)とか、トラック横転事故の時にはありえない脳内でした。

しかし腕痛いはピークに達し、1レッスン目より明らかにパドリング遅くなってますねと指摘され、今すぐ腕を取り替えたい! と恨めしく思いました。筋肉痛じゃなければもっとできるのに、と本当に悔しかったです。

どうする、午後のレッスン。

午後もレッスンの予定がありましたが、もっと風が強くなる予報で(よりパドリングをする必要があり、腕が持たん…)残念ですが1回キャンセルして午後は体を休めることに。
地元のお年寄に愛される温泉を教えてもらって、お湯に浸かりながらおばあちゃん達の世間話に混ざったり(あなたも早く移住して来なさいよと大変オープンマインドな宮崎おばあちゃんず)。【宮崎市自然休養村センター [このはなの湯]】

ホテルのレンタサイクル(無料で嬉しい)で青島エリアを回りました。ランチは【磯料理 鬼扇】で宮崎らしいラインナップのお刺身と、郷土料理の冷や汁を。

ベタな観光も、と思い青島の鬼の洗濯板を見に行ったりしました。

青島神社では、サーフィンの上達と、筋肉痛が明日のレッスンまでに治りますように、と祈りました。

ホテルに戻って再び温泉に入った後、少し寝ようと思ったのですが、体は疲れているのに頭は興奮状態なのか目が冴えてしまい、予定より1本早いバスに乗って宮崎市内に夕食にくりだすことにしました。バスの本数はかなり少ないので注意です。

宮崎市内に地鶏のもも焼きを食べに行く

青島からバスで宮崎市内に、地鶏もも焼きを食べに行ってみました。所要40分ですが、夕方の渋滞で20分遅れで到着。路線バスは遅れがちなので余裕を持って動きましょう。

宮崎市内に着いて、真っ先に向かったのはマツキヨでした。薬剤師さんに筋肉痛に即効性のあるヤツをと泣きつき、地鶏屋のトイレでスースーする薬剤を祈るような気持ちで腕全体に塗り塗り。
地鶏は【ぐんけい本店 隠蔵】のお店で、鳥刺しと地鶏炭火焼きをいただきました。芋焼酎のお湯割りが五臓六腑にしみ渡りました。

バスの本数が少ない上、青島方面の終バスが20:06だったので超駆け足。頑張ればギリギリもう1軒行ける!? と向かった餃子の老舗【ギョーザ専門店 黒兵衛】。
壁にはキャンプで宮崎に訪れた野球選手のサインがびっしり。

皮がパリッとしておいしい餃子でした。バス停に急ぎます。

レッスン3日目。今日のレッスンは受けられるのか?

宮崎滞在3日目、朝09:00の4回目のレッスンが今回最後のチャンスです。
朝は虹も出ていたしきっとラッキー。
腕はまだ痛い、でもレッスン行ってみる! 

3日目 レッスン4

昨日までレッスンを受けた青島の海は今年1番波が無い状態だったそうです。駐車場もガラガラ。急遽スポットを変え、木崎浜に向かいました。

レッスン4は立たなくて良い、腹ばいのままで、とにかく自然とボードが滑り出すタイミングの両側の波の角度を見て、を集中的にやりました。
沖を指さしたインストラクターが「あの波行きましょう」→え、どれ? わからないです、のレベルから始まり、一段ずつ階段をのぼっていくようでした。
波とタイミングが合って後ろから波に押されてボードが斜め下に進み始めた時も、最初は左右なんて見てる余裕無し。つんのめって前転しないように必死。「両側の波見えました?」→すみません全く見る余裕ありませんでした。

この日もわー! ドボンを繰り返しつつも、波の力でスーッとどこまでも進んで行く感覚を味わえる回数も増え、楽しーーー! を連発していました。

夢中で腕の痛みを意識する間も無かったです。注意事項で頭が一杯で痛みまで意識が回らなかったか、迎え酒的に体を動かしたのが幸いしたのか、当日朝までこのレッスンもキャンセルしようかという思いが頭にありましたが、レッスンを受けて良かったです。

ボードが自然に滑り始める時に背後で見た波は、太陽の光が透けて青いガラスみたいに美しかったです(角度見なきゃなのについ鑑賞)。

波に追い越されるとガックリくるので、必死にパドリングする時に「できるできるできる!!」と大声で言いながら頑張りました。

波に乗れて「よっしゃー!」な気分で沖を振り向くと、インストラクターに頭の上に両腕で◯を作って「オッケーです!!」と言ってもらえる、あの声が今でも忘れられないです。

こうして3日間のレッスンが終わりました。

レッスン2日目が気持ちの上で1番辛く、3日目に楽しーーー! で終わりました。
一人ではまだ何もできませんが、波に乗る感覚を味わえる「よっしゃー!」の回数が増えたのは大きな前進でした。ほんの数回ですが、ボードに立てたのも嬉しい成功体験でした。
何より、サーフィンって楽しい!! と思えたのが、習いに来て良かったと思えたことです。

筋肉痛との戦いを制するために

筋肉痛、一度なってしまうと回復するのに4~5日はかかります。治るまでずっと宮崎にいるわけにもいかないので、パドリングをしても筋肉痛にならない腕に鍛えてレッスンを受けに行くことが大事だと考えました。
サーフィンに使う筋肉を鍛えるには? とインストラクターに相談したところ、水泳をやってみてください、とのことでした。なるほど。
サーフィン初心者の方は、湿布とか塗り薬とか、筋肉痛対策グッズをお持ちになることをおすすめします。

また宮崎に戻ってきます

最後のレッスンの後は【ANA ホリデイ・イン リゾート 宮崎】の大浴場の日帰り入浴であたたまりました。青島のビーチを眺められる絶景の大浴場です。

大浴場からもこんな眺めが!

実は何年か前、この大浴場に来たことがありました。まさか、眺めていたこの海でサーフィンをする日がくるなんて予想もしていなかった、と感慨深いものがありました。

宮崎のサーフィンレッスン、気候的には5月がおすすめということでした。
キャンセルしたレッスンの振替を受けるために、来年また宮崎行きを計画しようと思います。今から楽しみです!

今回のサーフィン修行を通して思ったこと

何歳からでも遅くない。
やらないで後悔するより、やってみて後悔するほうがいい! チャレンジあるのみ。
辛くしんどい時があっても、その先にきっと楽しさが待ってる!

と思った宮崎サーフィン修行でした。
人生でいちばん若いのは今日です。
いつかやってみたいことがあったら、挑戦してみてはいかがですか?

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