脳動静脈奇形(AVM)に対する治療開始
前年の年末に発覚した脳動静脈奇形。
治療方針が決まる頃には桜の季節になっていました。
選んだのはガンマナイフ、という放射線治療。
2泊3日でできる治療だったので、祝日も利用して仕事を休むのは実質2日ですみました。
職場にはごく限られた人にだけ病気の話をして、その他の人には子どもの用事、と説明。
医師に確認をとり、自分で車を運転して病院に入院しました。
(特に治療後の副作用もなかったので、帰りも自分で運転して帰りました。病院によってはダメなことも多いと思うので、よくご確認を!)
事前に検査は一通りしていたので、入院当日はコロナの検査をしたくらいで、後は説明を聞いてのんびり過ごしました。
そして、治療当日。
ガンマナイフという放射線治療自体は機械の中に寝っ転がってるだけなので特に痛みも無いのですが、
頭を動かないように固定する金属製の枠?のようなものを頭にビス留めするんです。
これが本当に怖くて。
一応局部麻酔した?と思うのですが(記憶が曖昧です)、おでこの辺りにビスで留めるので若干流血しました。
一度つけてしまえば別に痛くないんですけどね。
そして私は普段コンタクトなんですが、念の為それも外してあまり周りが見えない状況。
頭に慣れない枠をつけた姿がなんとも言えず。
車椅子で移動しながら不安で泣いてしまいました。
その後、術前に再度カテーテル検査をしたんですが、造影剤を使った検査が辛かったです。
鼠径部からやる方も多いらしく、事前に言われて前空きパンツを用意していたのですが、私は腕からでも大丈夫ということで、腕からにしてもらいました。
造影剤、やったことありますか?
腕から薬を入れていくんですが、脳に入っていくときに、首の後ろがカーッと熱くなり、頭の奥で星がチカチカするみたいな、グルグル世界が回り出すような、本当に気持ち悪いんです。
もうダメだ!このままだと死んでしまう!と
叫びそうになった時、すーっと楽になり検査が終わりました。
目からは涙が出ていました。
その後も造影剤の検査をやることがありましたが、私が一番嫌いな検査です。
この後検査結果を先生方が検証する間、部屋に戻り休憩となりました。
その後の放射線治療については、次の記事で。