2学期始まって、どうですか?

夏休みが終わり、2学期が始まりました。保健室の先生だったころの印象ですと、始まってすぐは、生徒の皆さん、宿題テストや実力テストを教室で頑張って受けていて、残暑が厳しいけど、体育祭や学校祭に向けて、頑張って…1週間ほどすると、ちょっとずつ、疲れが出てきた生徒で、保健室がにぎわっていたな…という印象です。

なんだか、進路の決定も、年々早く決めるようになってきている印象です。また、塾の送迎、塾題、塾の夕飯弁当などの、親への負担を考えると、さっさと私学推薦をきめちゃおうかな~決まったら、のんびりできると…というお子様もいるようです。

もちろん、早く決めることで、したいことができる!という利点もあるので、早く決めることが悪いことではありません。

自分が進学したい学校や学部、したいことがはっきりしているのでしたら、そこに向けて、最大の努力を続けていきましょう。

その一方で、いや、決まんないんだよね。決められないんだよね。という人もいますよね。

私も、なかなか決められなかった側です。大学なんて、入ったら、もう、就職の方向性がきまるじゃないですか。国家資格が必要な仕事をしたいのなら、その受験資格のある学部に進学しないといけませんが、その仕事したいのかな…いや、こっちもよさそう。そもそも、仕事を決めて、学校や学部を選ぶのかな…興味関心だけでいったら、生物工学系、興味あるんだけどな…

そんなことを思って高校3年生を過ごしたので、夏休みの夏期講習は、物理Ⅱとか、数学Ⅲとか、受講していましたもんね(笑&汗)2学期に、お友達と図書館で勉強をしていたときに見つけた本がきっかけで、「保健室の先生、いいかも!」と思い、急に、進路の候補に。

進路の候補にしただけなので、当時は、短大でも保健室の先生の資格を取ることができましたが、保健の先生になるための私立は受験しませんでしたしね。

海外では、小さいころから、その道を決めて進学しだすと、なかなかルートを変えられない国もあると聞きます。でも、ここ日本ですしね。悩むだけ悩んでもよいですよね。

世間では、悩みが長いと「決断力がない」といわれたり、仕事をころころ変えると「根気がない」なんて言う人もいるようです。でも、決められなかったなら仕方がないし、何か理由ができてその仕事を続けられないという場合もあると思います。

だからといって、何でも、好きにテキトーに決めておけばいいんだよとも思いませんが、子供時代に、あれこれ悩み、自分の得意なこと、好きなことってなんなのだろうなぁ、と思うこと、大切ですし、必要な時間だと思います。

これから、進路を決定していくにあたり、「そこを受けるには成績が足りない」とか「実家から出ていかないで(または、実家から出ていくように)」などなど、色々なことを言われると思います。ショックなことを言われる場合もあるかもしれませんが、ショックに感じたことは、正直に伝え、そして、「どういう想いで、どうしてそういう意見になるの?」と聞けるとよいですね。

あなたの人生の運転手は、あなたなので。
経験豊富な周りの大人の意見は正しく見えちゃうこともあるかもしれませんが、あなたの人生だから、自分で操縦していけるとよいな。

悩んでいるのなら、今は悩んでいるので、ちょっと考えさせて、とか、意思表示しつつ、あなたの時間を大切にして。

物思いにふける秋ともいわれます。
いろいろあれこれ思い悩むのに、よい季節…ということなのですが、悩みすぎて、決断する期日を過ぎてはいけません。でも、自分で考えて、自分なりの意見を出していく、そういう練習だともいえるので。

どうぞ、自分の人生を自分で操縦していけるのを、応援しています。

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