内科検診、終わりました?
今、学校ではいろいろな健診をしていますよね?
身体測定や尿検査、学年によっては、心電図とかX線検査なども。
それらの検診が終わったくらいに、総合検診的に内科検診を行います。
先週くらい、X(旧Twitter)では、小学校高学年女子が上半身裸にさせられた問題で、結構、ざわついていました。
読んで下さっている方の学校では、どうだったかな?
やはり、上半身、裸でした?それとも、何らかの服装のままだったかな。
これ「こどもたちは健康なので!」が前提にあるとすると
子ども「裸はイヤです」
医師「文句を言われるのはイヤです」
子ども・医師「じゃ、何か着て、健診しましょう💗」
と、利害関係が一致しちゃうんですよね。
もちろん、健康が前提で、本当に健康なら、それでよいのですが、学校の検診って、もしものときのスクリーニングというか、本当にどうだか心配なお子様を見つける役目をしているというか。
なので、健康前提で、お互いの利害関係一致!よ~し、服着てしましょう。というのは、どうなんだろう?と思うわけです。
文部科学省も、きちんとした診察の邪魔にならないのなら、何か着ていても良いよ(ざっくり)と言ってはいます。でも、その「何か着ていても良い」というところだけを取り出して、
「文部科学省も、着てよいといってる!!」
というのもどうなんだろ?と思います。
私自身は、内科検診において、虐待を疑うような皮膚の状態はないのか?脊柱側湾症の疑いの心配のある児童生徒はいないか?をしっかりみていただくこと、と決まった年には、予算をつけていただいて、パーテーションをものすごくたくさん購入いたしました。
そして、保健室内では、ベッド用のカーテンも利用して、上半身ぬぐエリア、診察していただくエリア、着るエリア…と、それぞれ一人ずつ入れるように場所をつくって…とした記憶があります。
それもこれも、きちんと診察していただきたいから。
健康に見えて、小児糖尿病が見つかった生徒もいたんです(尿検査の再検査からでしたが)
「健康だしぃ~」
と思うかも知れませんが、成長期に、何か、あるかも知れません。
この先、もう少しカラダが大きくなり、内臓の働きもしっかりして、丈夫な大人のカラダになっていきます。
学校から示されている方法で、適切に健康診断を受けることが出来るように、生徒の皆さんも、協力できたらな、と思います。
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