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呼吸のお稽古より~みぞおちをフリーにする

今月の呼吸のお稽古は、「上腹部をふわふわにする、みぞおちを固めないでフリーにする」をテーマに身体調整をした。

上腹部をふわふわにするには、背中を使えるようにする。
一連のプログラムをやると、感情と一定程度距離が取れるようになっている自分に出会う。
あれ?あんなにイラついてたのに??
あれ??あんなに不安だったのに??
その物事が、プログラムをやっている間に変化しているわけではないのに、なぜか大丈夫になる自分が顕れる。
その自分で、物事にあたっていくと、変化する。

いつも感情に振り回されてしまう人は、性格とか個性とかのせいではなく、上腹部を固めているせいかもしれない。
身体を変えると、感情の扱い方も変えられる。

それに、上腹部は、日常の呼吸に多大な影響があるので、いつもふわふわにしておくのがよい。

上腹部はみぞおちあたり。
みぞおちは固めると、感情を留めておける。
いやなことを固めておいて、見ないふりをするのができる。
でもそれは、一瞬はいいけど、長いことやると弊害が大きいやつ。
なぜみぞおちかというと、理由はよくわからないけど、どうもみぞおち。
たぶん、近くに肋骨があって、固めやすいからじゃないか?というのが私の推測。

で、肋骨をはがすというのをお稽古でやる。
みぞおちあたりから、ずっと肋骨が癒着するように固めているのを、ちょっとずつ剥がす。
最初は指の第一関節も入らない。それでも、息と合わせて、肋骨は繊細なので、バランスをとりながら、ちょっとずつ。
こういうものすごく地味なのは、お稽古でないと伝えられない。
派手さも魔法もないが、確実。
やればやっただけ。ただし、ものすごく地味。

肋骨剥がすと、猫背がなおる。
ある人は、背がしゅっと高くなって、顔のしわも取れて、髪も黒々してつやつや。
10歳くらい若返って見える。
薬も注射も魔法も使ってないし、高額な美容医療もいらないでピカピカつやつやである。
そのくらい変わる。

小一時間かけて、じっくりじっくり肋骨剥がしをしたあとに、これまた地味な肩甲骨剥がし。
あまりにも地味な動きだが、地味にきつい。
きついけど、効く。
でも一見するとまったく動いているのか動いていないのかくらいの小さな動きで、たぶん
「あの人たちは何をやっているので?」
と言う感じだろう。

肋骨を剥がして、肩甲骨を剥がすと、
みぞおちが完全にフリー!になる。
ついでに、姿勢も美しくなる。
ちょうどいいところに収まるから。

良い姿勢をしようと思わなくても、勝手にそうなる。
身体がしたいようにしてくれるので。

今日のお稽古はそんなところを。
実に地味だけど、ものすごく大事なところ。
これは本当にみんながやったらいいのにね、とは参加した人の談。
ほんとうに、こういうのを知ってやっているのと、やっていないのでは、1年後の自分も5年後の自分も10年後の自分もまったく違うだろう。

みぞおちはいつでもフリーにしておくのが〇です。

では、また。

※呼吸のお稽古は、少人数でじっくり今の自分に必要なことを呼吸を通じて学んでいくクラスです。途中からでも随時参加できますので、お問合せください。



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Mayumi INABA
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