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【249/1096】何度も読み返したくなる
249日目。アジサイの花がきれいに咲いている。アジサイの花びらのように見えているのは、ガクだと聞いたときの驚きを思い出した。今日は「呼吸であり方をととのえるお稽古」の土曜日クラス。継続クラスでやっていることで理解できることがあるなあと思う。あとやっぱり一緒にやる仲間って大事よねと思う。
10代、20代の頃は、本を読み返したりしなかった。
一度読んだらだいたい覚えていたし、新しい本を読む方が楽しかったからだと思う。
そして、つまらなくても一度手に取った本は、最後まで読み切るのが私のマイルールであった。
演劇は何度もリピート観劇することはあったが、本も映画もほとんど読み返したり、観なおしたりすることはなかった。
本を読み返すようになったのはいつだろうか?と思うと、
私の場合、40代になってからかもしれない。
40代になると、だんだん、本を最後まで読みきらないことが出てきたし、買っただけで長いこと放置することが増えた。
そして、一度読んだのに、もう一度読みたくなるという本が出てきた。
そして、何度も読み返す本には特徴がある。
読むたびに新しい発見がある。
読むたびに気づきが得られる。
読むたびに理解が深まる。
そういう類のものだ。
本は同じものなので、書いてある内容が変わるわけではないのに、読むたびに新しい発見があるってなんだ?!と思うけど、自分が変化することによって、捉え方や見え方、気づく領域がかわるからなのだろうと思う。
そして、以前には気づかなかったことに気づいたり、理解していなかったことが理解できるようになっていたりする。
だいたい、そういう内容のものは、普遍的で奥が深い。
呼吸・整体スクールの基礎科の再受講を受けていて、内容は更新されているが、刷新されているというわけではないのにも関わらず、毎回新鮮で新しい。
自分の学びが年輪を重ねるように広がっていく感じもあったり、理解が肚落ちしたりする。
何度読んでも面白い本と同じだなと思う。
呼吸の深奥には意識がある。
その意識を学ぶための道具が呼吸と身体動作で、この探求しがいのある奥深さに出会えたことには感謝がある。
よく見つけた、わたし!と思う。
何度聞いても新しい発見があり、自己理解の深まりがあり、他者理解の深まりがあり、全体への広がりがある。
面白い本は、何度読んでも面白いように、
面白いことは何度やっても面白い。
飽きるということがない。
自分のクラスを振り返って、またさらにここは精進しようと思うのであった。
では、またね。
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