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【170/1096】宝石展
170日目。お昼にたくさん食べて、夜はまったくおなかがすいていないけど、家族はおなかがすくので晩御飯をつくるときのメニューがまったく思い浮かばない。そういうのないですか?
今日は春になる感じの、すがすがしい天気で、子どもたちが学校お休みのため、お出かけすることにしていた。
子どもたちが前々から
「宝石展にいきたい」
と言っていたので、上野の国立科学博物館へ。
平日だけど、やっぱり休みになっているところが多いのか、小学生連れの親子や高校生、大学生くらいの人も多く、にぎわっていた。
宝石は、ほとんど身に着けない。
たぶん自分で宝石を買ったことは、1回か2回くらいではないか?と思うし、
普段ほとんど興味も持っていなかったのだが、
展示を見るとけっこう魅せられてしまう。
博物館や美術館で音声ガイドを聴くのが面白くなっていて、
借りて聴きながら回る。
知らないことの方が圧倒的に多いので、解説を聞きながら、へえ!と思いつつ、人が多い展示の前ではなかなか順番が回ってこないのをじっと待ったりしながら、2時間くらいたっぷり見て回った。
子どもたちも、メモを取ったり、絵に描いたりしながら回る。
自分が気になったところを、メモしてあとで研究するそうだ。
そのような見方を子どものころからすると、どんな大人になるのであろうか?楽しみだ。
歴史そのものみたいな、ヨーロッパの王室が使っていた宝石の展示は、やはり圧巻だった。
年配のご婦人が3人で、
「このルビー、すいこまれるわね」
と真剣に見ていたのだが、
吸い込まれる感じがわかる気がした。
その宝石を持っている人間は、時代とともに移り変わっているのであるが、
その宝石たちは、なにもかもを見ている。
あと、石そのものもすごいのだが、それ以上に、装飾技術がすごくて、これをつくった人に想いを馳せる。
この職人たちは、魂を込めてこれをつくっただろう、と思った。
なんかそういう、真剣さ、真摯さ、プライド、みたいなもの。
それを超えた真空みたいなもの。
そういうのを感じる展示がいくつかあった。
「これをつけてみたい」
と子どもが素朴に言うのもよくて。
わたしは、ぜったいにこんなのはつけたくないよなー、どんな壮絶な歴史が埋まってるやら・・・触ったらやばい、みたいな気持ちがしてしまうのであるが、あれくらいの気軽さで、
「このデザイン素敵だし、私に似合いそう」
みたいなのがいいような気がする。
こんなに宝石だけ観る機会もそうそうないので、
なかなか楽しめた。
そのあと、久しぶりに過門香で食事をしたら、
小籠包がことのほか美味しかった。
だいぶ満足。
では、またね。
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