しあわせのおすそわけ

先日、レモンを大量に購入して、レモンカードを作ったから、欲しい人いたらお分けします〜という友人のSNSの投稿をみて、「欲しい！」と手を挙げた。
レモンで作られた、口に入るものが好きだ。
レモネードや、レモンパイや、レモンのドレッシングや、レモンカード。
レモンカードって最近知った言葉で、カフェで食べたのが最初だったと思うけど、とても美味しい。

レモンカードとは？
レモンを使ったイギリス生まれのスプレッドのこと。
レモンや砂糖のほか、バターと卵を加えて作るので、通常のジャムとは違い、とっても濃厚でリッチな味わいなのが特徴

その友人の妹さんが手作りしたというレモンカードを、瓶に詰めて届けてくれた。

トーストに塗って食べた。
口に入れた瞬間に「ものすごいしあわせ！」がやってきた。
思わず、声がでた。おいしい。おいしいものって、美しい味だなー、ほんとに。
もうさー、なんかもう、ほんとにこんなに美味しいものが食べられて、しあわせ♡な気分しかないって、どうなの？
これ以上のよろこびがあるの？みたいな気持ちになる。
何口食べても美味しかった。

次には、水切りヨーグルトに混ぜて食べてみる。
うーーーーーーん！！！もう最高。
食べ終わるのがもったいないよう。
レモンの甘酸っぱい香りと、口に広がる爽やかさとほんのりとした甘さと、酸味。
ほんとうに好き。しあわせ。

食べるもので、こんなにしあわせになれるなんて、嬉しい。
丹精込めて育てられたレモンで、友人たちがおすそわけする人たちを思って作ったレモンカード。
その想いも一緒に入っているから、こんなに美味しいのかな。

レモンカードのタルトが食べたくなってしまった。

食べることが、全然できなかった時がある。
毎日、コーヒーゼリー一個しか食べられない、食べたくない、みたいな時。
3ヶ月くらいコーヒーゼリーで命をつないだ。今はそのコーヒーゼリーに感謝してる。
でも、やっぱりあんまり健全じゃなかった。
そういえば、あの頃はレモン味のものは食べられなかった。

レモンってなんとなく、お日様いっぱい浴びて、すごく元気なイメージがする。青春の甘酸っぱさに連想されるように、刷り込みされてるからだろうか？
レモンの味のするものが美味しいと感じられると、ああ、私も元気なんだなって感じるのかも。

しあわせのおすそわけをもらった。
小さなひと瓶に、とてつもなく大きなしあわせが詰まってる。
また明日も食べられるしあわせ。
ああ、楽しみだなー。