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【1053/1096】そうなってしまう世界

私が呼吸・整体に出会ったのは、2017年だった。
そのとき、ものすごく感動したことのひとつに、
「自分の身体が動くと、動きに合わせて息が勝手に出入りしている」ということを発見したことがある。
ただ、今までそれに気づいていなかっただけなのであるが、ものすごく感動した。

自分が何もかもやらないといけない。
やれない自分がダメ。
自分がすることを評価されなくてはいけない。
今のままではダメだが、何をしたらいいかわからない。

という世界の住人だった私が、すでにそうなっている、邪魔しなければ、そうなってしまうという世界に触れた瞬間だったなあと思う。もちろん、「する世界」でついた癖は強力なので、一朝一夕ですべてが変わってくれることはないし、今もまだ全然残っている。
けれど、自分がこうしよう、ああしようと思ってやること以外に、「すでにそうなっている」もしくは「〇〇すれば勝手にそうなる」ということのほうがベースだったんだ!という気づきは自分にとって非常に大きかった。

勝手にそうなる、のに、自分で余計なことをして、そうならなくしている、ということにどんどん気づいていった。
気づいたら、次の行動は選択できるのである。
気づかなかったらやめるも進むもできないが。

2017年ごろは、「ジャッジする自分」を手放したくて、いろんな自己啓発のワークショップに行き、あれこれ手を出していたのだが、身体が勝手にやってくれていることに気づいて、どんどんそれらはやめていった。
何かをプラスしてやらなくても、すでにすごいのである。
もうすでに、自分に全部ある。
そして、すべてにつながっている。

初めてすぐにそうなったわけではないが、継続していくことで、ああ、そうか!と発見していった。
発見と言っても、今までただ単に見ていなかっただけで、すでにあったものに気づいただけなのだが、そのことが自分の自尊心や自信を取り戻させてくれた。
誰かにしてもらうのではなく、自分自身が取り戻すものなのだ、と。

ついつい、「自分がする」を過剰にやりそうになるが、そこは、すでにそうなっている、もしくは勝手にそうなってしまうことの邪魔をしないで、する。
それが、一番バランスが取れている。
そして、そのバランスがとれているとき、自分にとっての最善を選べる。

では、また。

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