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喫茶店でバイトをしてた時の話②
高校卒業後短大に進学しましたが、親の困窮により学費食費交通費被服費全て自分で賄っていました。(しつこい^^;)
以前、最初に働いたバイト先をクビになった話を書きましたが、↓
その後街の喫茶店をシラミつぶしに探し、無事次のバイト先が見つかり、短大卒業までの約2年間、そこで働きました。
そこは、当時丸善があったビルの地下にあった純喫茶。
壁にはボッティチェリ?的な絵が掛かっており、絨毯が敷かれ、クラシックのレコードをかけている、ロココ調な雰囲気のちょっとゴージャスな喫茶店。照明はシャンデリアだった気がする。とはいえ、こじんまりとしていてお客様はごく普通の方wがほとんどでした。
ああいった喫茶店、上野あたりにまだありそうだけど、地方都市では淘汰されてしまった感がありますね。
最初はホールだけだったけど、そのうち中にも入るようになり、サンドウィッチやミルクセーキ、ホイップクリームなど作ったりしてました。
珈琲は、大きなネルで1度に大量に淹れてました。(これはやらされなかった。)それを、ホーローのポットに入れておいて、注文が入ると温めて出すのです。
カップ&ソーサーは、お湯を張った丸いタライみたいなのに綺麗に重ねて入れてあって、弱火で常に温めてありました。
狭い厨房には、通常は少しくたびれた感じの背がとても低い中年の男性(マスターの親戚という話だった)がいて、意外と(といっては失礼ですが)頭が良く、本の話とか歴史の話をしてくれました。
小学生の男の子がいるという事だったけど、、日陰を歩いている感じの人でした。
で、彼が休みの時、他のバイトの子もいない時もあって、その時は1人で注文を受けて作って出して!なんて事もありました。頑張ったよ私。(T . T)
常連のお客様が多く、近くにあった電電公社(古い〜)の方がしょっちゅういらしてたむろしてましたね。サボってたのか?まさかね^^;
常連さんに丸善にお勤めの女性がいらして、その方は彼氏とよく待ち合わせをしていました。時には彼氏と会えない❓あるいは喧嘩中?なのか、手紙の受け渡しをした事も。その後結婚されたのかなぁ、綺麗な方だったな❤︎
向いにレストランがあったので、夜の休憩時間にスパゲッティの出前を取ったりも。プリプリのエビが入ってて美味しかった。
隣にお寿司屋さんがあったんだけど、なんと!以前通ってたヴァイオリンのお教室で同門だった7歳位の女の子の親御さんが、そのお寿司屋さんの娘さん!これには本当にびっくりしました。その後辞めちゃったので接点がなくなりましたが、、世間は狭い^^;
マスターは、当時その界隈で有名だった方らしく、背が高くダンディで
私たちには優しくて(先述の男性には厳しかった)家が同じ方向だったので2度ほどベンツに乗せてもらった事が。
ベンツに乗ったのはあの時が最初で最後ですが、振動が感じられないすんばらしい乗り心地でした。
お店を辞める時、ネックレスをプレゼントしてくださいました。
短大の友達もたくさん誘って一緒にバイトしたり。みんなどうしているのかな。なんだか夢のよう。
このお店では、たいした失敗はなかった
…と思ったら、いや、ありました!
やはり常連のお客様で、いつもの男性2人と、女性1人。
アイリッシュコーヒーというメニューがあったのですが、シャンパングラスみたいな背の高いグラスにコーヒーを注ぎ、お酒も入れるんだったかな?そんなのを運んで行って、女性のスカートに派手にぶちまけたり、
お砂糖の容れ物を何故かいちいちテーブルに持っていくシステムだったんですが、それをお客様の目の前で床にズボッと落としたりね^^;
箒で掃きました。デートの雰囲気ぶち壊し(笑)
オフィスビルの中にあったので、会議の時に大量注文が入った時は2人がかりで運ばなくてはならず
大変な事もあったけど、
今思うと楽しかった!
以前テレビで、80代でスタバで働く素敵なシニアの方を見たことがあり、えーやってみたい!と探したけれど見つからなかった。実際採用になるパターンは少ないのかもしれませんね。^^;
実は、結婚してからも子供ができる前1度私大のカフェで働いた事があります。
どれだけカフェ好きなんですか私は‼︎^^;
それでは今日はこの辺で。
最後までお読み頂き
ありがとうございました❤︎