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Kindle Direct Publishing ペーパーバックと電子書籍の両方を出版
私が主宰する「経営者出版」から、2冊目の電子書籍を出版しました。
ロイヤルクラウンダービー
「ロイヤル」と「クラウン」~英国で唯一ふたつの称号を冠する陶磁器ブランド~
◎電子書籍版
1750 年に創業し、英国で唯一「ロイヤル」と「クラウン」のふたつの称号を冠する陶磁器ブランド、ロイヤルクラウンダービーについて、日本の総代理店を経営している佐伯精三氏が紹介している本です。
今回私は編集を担当しました。英国王室と共に歩んできた素晴らしいブランドについての書籍を、経営者出版でプロデュースできたことを、とても光栄に思います。
ロイヤルクラウンダービーは、創業から270 年以上にわたり、英国王室を始めとする王候貴族に愛され、その確かな技術、高い品質、美しいデザインは、イギリスで格調高いライフスタイルの象徴とされてきました。
現在では、イギリスの陶磁器のほとんどが国外生産となっている中、イギリス国内で生産し続けているブランドです。
この本では、ロイヤルクラウンダービーがいかにして生まれ、「ロイヤル」と「クラウン」のふたつの称号を授与され、英国王室との長く深い関わりの中で育成されてきたのか、30年近く英国陶磁器業界のビジネスに関わっている筆者が、さまざまなエピソードと共に紹介しています。
このようにブランドをカタログやリーフレットでなく、ペーパーバックや電子書籍で、「ブランドブック」として紹介する手法も、幅広い層に情報を届けられるという意味では、新しい価値を創造できる方法だと感じています。
今回は8月末にKindle Direct Publishingのペーパーバック版を最初に出版し、11月末に電子書籍版の出版に至りました。
◎ペーパーバック版
ペーパーバック版での初出版では、たくさんの学びがありました。
製品の写真や歴史的な写真など、画像が多い場合、PDF入稿するペーパーバック版の方がレイアウトしやすい。
ペーパーバック版で印刷された書籍は、思った以上に発色が美しい。
自費出版のような形だが、受注してからオンデマンドで印刷するので、在庫を持つ必要がなく、電子書籍と同じ感覚で出版できる。
ペーパーバック版については、プロの方に組版していただいたおかげで、扉ページを入れたり、目次の前のページ番号はローマ数字にしたりと、格調高い仕上がりとなりました。
電子書籍版の出版にあたっては、リフロー型のEPUBデータだと、どうしても画像のサイズがずれてしまうことがあり、組版して画像のサイズが固定された状態の方が美しいと感じ、フィックス型を採用しました。
フィックス型は、読む際に文字の大きさを調整できないというディメリットはありますが、ペーパーバックと同じレイアウトを採用でき、画像が理想的な配置のまま読める点が大きなメリットです。
筆者の佐伯精三氏は、私の以前の上司であり、それ以来20年余りお世話になっている方なので、この書籍の編集を委ねてくれたことに、心から感謝しています。
長年洋食器のビジネスに貢献してきた佐伯氏の功績の集大成としての書籍の出版は、個人的にも感慨深い作品となりました。
よろしければ、ぜひご一読いただけると、うれしいです。