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モリッシーに学ぶ、どんなに暗い陰キャラ変わり者でも強運になれるし超人気者にもなれるということ
私は高校生の時にモリッシーがボーカルのザ・スミスと同じイギリスの
デペッシュ・モードというロックバンドに夢中だった。
ザ・スミスの方は解散するかしないかくらいの時期で全盛期から少し外れていたかもしれないけれど、モリッシーのことめちゃくちゃセクシーだと
思っていたし、他の同級生がアイドルに熱狂するのと同じような感じで好きだった。透明のカードが入る下敷きにモリッシーの切り抜きを入れていたら
同じクラスのクラスメイトに「ゲーっ!こんな人のどこがいいの?」と言われていた。よくわかんない趣味と思われていたと思う。
デペッシュ・モードの方はマーティン・ゴアが大好きだった。(デペッシュ・モードはファンクラブに入っていて(国内でできたばかりだった)会員番号は十桁台でコンサートレビューとか書いていたりして、こちらも熱狂的に好きで、修学旅行の時に友達の前でマーティンの真似をして歌を披露したりしていた。本当にちょっと変わり者の女子高生だった。
人生で初めてのボーイフレンドはインディーズロック雑誌のペンパル募集で文通をしていた方でW大の大学生で西洋美術史を専攻しているインテリな方で確かクウォーターで顔も美しくすんごい背の高い優しくて頭も良くて
非の打ち所がない素晴らしい方だった。
その人に芸術的なB級映画(メジャー映画ではなく)いろんな有名な監督の作品を見に連れてってもらったり、その彼の影響でジム・ジャームッシュとか好きになったり…音楽も色々教えてもらって他のインディーズやオルタナティブロックを聴きまくったりしていた。
そんなことばかりしていたため、現役で大学は合格できず、浪人することになって、その彼と一時的に離れることにしたのだが、彼は私が第一希望に受からなかったら自分に連絡してこないだろうと予測(私のことを先に見抜いていた)しとても優しいお手紙を送ってきてくれたが、
そう、まんまと私はそのまま彼に連絡しないまま(つまり第一希望は落ちて)フェイドアウトしてしまう。
と私の話ではなく、モリッシーのこと。
モリッシーは御年65歳でまだまだ現役でご活躍!(嬉しい!)
そのモリッシーは映画にもなっていたと思うけれど
超がつく変わり者で
陰キャラでごく普通の青年で音楽への情熱でチャンスを見出すも
大どんでんがあったりして失意のどん底を経験したりする中で
天才ギタリストのジョニー・マーとの出会いでモリッシーの詩に
かっこいいー曲が付いて世の中に出て超人気のロックグループ
のヴォーカルとしてカリスマとなっていくのですが、
年齢を重ねてもファンはみんな大好きモリッシー!
嫌味節、皮肉、毒舌のモリッシー、「自己肯定感」だなんて彼に言ったら
鼻で笑われそうだし、彼の詩も暗めだし…
でもなぜズーーっとこれほどまでに世代を超えて人気があるのか???
と思ったんです。
私は彼の書く詩って彼自身がとても悩んで苦しんでいたことが
ベースになっているなと感じていて、それが人の心の深いところ
特に言葉にできない部分に刺さるからそれがもう夢中になる理由
かなと思います。
私もセラピストの端くれとして少しずつ活動してますが、
これで食べていくためには”集客”が必須なのですが、
この”言葉にならない人の心の部分”に刺さるようなこと
を自分から配信できたらそれが集客に取って変わるものになって
自分で自分を売り込みしないでも勝手に求められていくのかな
とは思っていて、
これってトコトンどんな自分とも向き合ってそこから
生み出せる何かがなければ無理だなと感じてます。
モリッシーはそこをとにかくトコトンしてきた人なのかなと…
私がモリッシーのことすごいと思うのはそうしてきても
自分に酔わずに少し離れたとこから自分を見れていて
そして別に自分のこと特別だなんてさらさら思っていないところ。
何気にセルフラブ・自愛ができている人だなとも思う。
自己肯定感が低くても、ダメダメな自分をとにかくそのまんま
自分で容認してきてそれをクリエイティブ、自分の表現の糧に
してきた人だなぁと。(だから自己肯定(自尊心)はすんごいある)
毒舌で皮肉屋でもそれを受け入れられて
きているのは自愛ができてて、愛をのせて詩を書いてるから?
そのままの自分をそのままOKし続けてきたから
みんなに愛され続けているのかなと感じてます。
モリッシーをお手本にしたい。
そして、いつまでも元気でいてほしいな。
追記:こちらとても面白いのでぜひ!↓