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ピンクの花束は幸せの使者

大晦日の夕方。
さすがにショッピングモールも人が減って来るだろう。
と、家族みんなでゾロゾロ出かけた。

お目当てはちょこっと詰められたお節。
幸いなことに思い浮かべていたのとぴったりなお節セットを惣菜売りで見つけることが出来た。

それに足りない分はオプションで買い足し。
レジもほとんど並ばなかった。

もう買いたいものは全て買ったよね。
と駐車場へ向かう私に夫が言った。


「お正月なんやし、お花買えば?」


お花を飾ることについては私の自己満足だと思っていた。
なのに、夫がこんな言葉をかけてくれるだなんて。
私は正直驚いた。


花屋さんを覗いてみると、当然のことながら全てがお正月価格。

いつもの私なら
(わざわざ高値のタイミングで買わなくてもー)
と躊躇していたと思うがこの日は違った。

これよこれ。
そんなことを思ってケチるところが私のお金に対するブロックなのよ。
なんのこれしき。
花を買うくらいのお金はある。
それどころかポイントも貯まってる。


店頭に残された花束はあと僅かになっていた。
その中でピンクを基調とした花束に目が止まった。

「これ!これ買うわ!」

外で待つ夫に花束を見せる。

「うん、ええんちゃう」

夫もうんうんとうなづいた。
私は花束を手にレジに向かった。


帰宅後、真っ先に洗面器に水を張ると花束の水あげをして花瓶へ移した。

テレビ台には既にお正月飾り。
その横に花瓶を置く。
一気に部屋が華やいだ。

部屋に花を飾ること。
本当は夫も快く思ってくれてたんだ。
そう思うと嬉しかった。

とにかく夫は思ったことを口にはっきり出さない人だ。
だから夫から提案されたことが嬉しかった。

花束はというと、ありがたいことに1週間を過ぎた今も綺麗に咲いている。
(ヘッダーの写真がそれです)
特にガーベラが今も生き生きと咲いてくれている。


おかげで良い年越しを出来た。
ついでに私のお金へのブロックも少し外してくれた。


ピンクの花束が
新しい年を迎えた我が家へ
幸せを運んでくれた。

きっときっと
今年は良いことが沢山起こるに違いない。


読んでくれてありがとう。
出会えたご縁に感謝します。


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文子|ふみこ
最後まで読んで下さってありがとうございました🍀私の思いを私なりの言葉で綴りました。あなたにこの思いが届いたなら、とても嬉しいです😊あなたからのサポートは、愛あるnoteの世界に循環させていただきます💕

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