ラスベガス(7):ベガスだけど……強くお勧めしたい「タイタニック展」
えぇ、ここ、ラスベガスなんですけどね。
しかも「タイタニック展」、古代エジプトがテーマの「ルクソール」ホテルさんにあるんですけどね。ピラミッドの壁面が客室で、内部の中心を支える柱がない、って造りも地味にすごいなって思うんですけどね。
ちなみに夜になると、ピラミッドのてっぺんからサーチライトが照射されますね。世界で一番明るい光線らしいですよ。
ちなみにモノレールでこのホテルに行くと、スフィンクスの胸アタリからホテルに入るんですけどね。
この浮かれたお姉ちゃん達の真後ろが入り口ですね。
インスタの写真が面白すぎて無駄にルクソールさんの紹介をしちゃいましたが、今回はピラミッドやエジプトではなく、あの映画でも有名な「タイタニック」。
以前にもチラッと書いたことがあるので省略しようかとも思ったんですが、やっぱり感動したんで改めて書きます。
ちなみに今回のベガス旅のメインはアンテロープキャニオンです。
というわけでタイタニック展。
「なんでエジプトなのにタイタニック?」とか、この街でそんな当たり前の話なんてしちゃいけないんです。
「集客の目玉が欲しい!」
「じゃぁタイタニックとかどうよ?世界的に人気コンテンツだし!」
「おっけー。じゃ、サルベージグッズ集めよ♪」
みたいなノリなんじゃないですかね?激しく妄想ですけど(思い入れがあっての展示だったら本当に本当にごめんなさい)。
というわけで、TICKETS的なお店でディスカウントチケットを入手し、タイタニック展に向かうことに。
ラスベガスには何度も来てはいるものの、「わざわざここでタイタニック展見なくても」と思っていたのですが……
いや、ホントにごめんなさいします!
めちゃくちゃよかったです!!!
後輩ちゃんが「見たい」って言ってくれなかったら来なかったよ。
行きたいって言ってくれてありがとう!
ちなみにタイタニック展、ホテル内ではこんな感じの場所にあります。
お隣さんは「人体の不思議展」。
そしてどうやら最近、逆側のお隣さんに「ツタンカーメン展」が復活したらしいです。
ホントになにがなんだか、ですよ。
しかしこの街で細かいことなんて気にしちゃいけない。
入場して渡されるのは、当時の乗船券のレプリカ。裏には本当に乗船していた人の名前と乗船クラス、誰と何のためにタイタニックに乗船したのかという背景が書いてあります。
展示してあるのは、映画でおなじみのあの大階段(けっこう小さい)の再現から、
1等船室や3等船室の再現など。
海底からサルベージされたタイタニック号で使用されていた食器なども展示してあり(しかも海底でどんな状態だったか、と再現されていたりもする)、さらには乗客の方々が持っていたであろう、髭剃りセットやトランプなどの展示も。
なんか「旅行セット」みたいな遺品を見ると、みんなこの世界最大の客船(当時)が沈没するなんて夢にも思わずに旅に出かけたんだよなぁ……と複雑な気分になりますね。
そして事故当日の海上の気温や暗さを再現したコーナーも。
確かに目の前に迫る氷山も見えなくても仕方ないのかな、と感じる暗さ。そして寒い。この寒さの中で海に投げ出されたなんて……と考えるだけで恐ろしいし、本当に不幸な事故だったんだな、と改めて感じました(ドキュメンタリーなどを見ると、タイタニック号の事故についてはマジで人災だと思うけど)。
展示の中には、タイタニック号がどんな状態で海底に沈んでいたのかを再現した模型もあり。
氷山の衝突からたった2時間20分で乗客のうち1,000人以上を乗せたまま沈没してしまい、そこから110年間、ずっと海の底。
ジェームズ・キャメロンの映画でも海底に沈むタイタニックの映像が使われていますが、船の全体像がいま現在どうなっているのか、よく分かる展示でした。
そして海底からサルベージされた、最大の遺物・船壁(これはタイタニック号の遺物として最大なのか、ルクソールホテル内で最大なのか不明)。
重さは15トン、グリズリーさん50頭分だそうです(なぜグリズリーさん換算なのかは謎)。
そして出口直前、1等旅客から乗組員まで3,352名の名前がずらりと並ぶ一覧。
1~3等客室、乗組員、と別れているので、自分がもらったチケットの人の名前を探すことができる。さらに、このタイタニック沈没事故で生存できたか/亡くなってしまったか、に分かれています。
ちなみに私のチケットの方は生存していました。
よかった。なんかすごくホッとした。
こういう展示を見るだけのイベントって、あんまり「自分事」として感じるのが難しいところがあるけど(私だけ?)、こうやって渡されたチケットの人の運命を探すと、一気に自分事に思えてくる。
上手な見せ方だなぁ。
隣のおばちゃん、すごいあっけらかんと「この人死んでたわ」って言ってたけど。
正規料金だとちょっとお高めの展示なので、割引チケットを現地で購入するのがおすすめです。
座席があるわけではないので、完売という概念はないかと思います。
ほんと、マジでおすすめだから!!!!
この定番ポーズの写真も撮れますよ。
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