"4月になれば彼女は"
それでも人は恋をする
この映画観に行きたい、
と思う映画は多々あれど
映画館まで行くパワーを突き動かすって
また1ハードルあると思ってて、
私の場合は、
内容もそうだけど、キャスティングや
予告の映像美や主題歌や全体の雰囲気?
で決めがち。
父が映画好きで小さい時から映画館行ってたの影響もあると思うけど、
父の好みはちょっと偏ってて、
子供なのに初めて観た映画は東映まんがまつり、
とかではなく、"地球(テラ)へ"っていうSFアニメ。
私が変わってるのは確実にこの人からの血だと思う、
嫌だけど。笑
中学時代に、歳の離れたお兄さんがいる友達の家で観た"風と共に去りぬ"がどハマりのきっかけ。
今考えると中学生が観て理解出来る映画じゃないと思うけど、何にそんなに惹かれたのかは中学時代の自分に聞かないとわからない。笑
とにかく中学時代の私は、推しがジャニーズではなく、リバーフェニックスで、愛読書は映画雑誌で、リバーの切り抜きを下敷きに入れてたし、観る映画もほぼ洋画っていう変わった中学生だった。
(ビーバップハイスクールは観たけど)
以前は海外出張が多かったので、
映画館まで行く時間が取れない代わりに
機内で観れるという利点があって
三列シートの真ん中で泣ける映画観て大号泣したりしてたけど、
今は海外出張もほぼ無いから、また映画館熱が再燃している。
(しかも日本映画寄り)
というわけで前置きが長くなったけど、
この"4月になれば彼女は"も
佐藤健と長澤まさみ、という点だけとっても絶対観たいと思ってた。
内容は一言で言うと、
男女の真理
仕事で人間関係に苦しんでいた時に、
脳科学の本を読み漁っていたので、
男女の脳の違いは相変わらず興味があって
それがすごくわかりやすく出ているお話。
と思う。
大人の女性なら、弥生(長澤まさみ)の気持ちの機微に凄く共感できる人は多いと思うし、
大学生春の気持ちもきっとわかるだろう。
逆にほとんどの男性は藤代と同じなんだろうと思う。
それを指摘する3人、
弥生の妹と職場の同僚の女医と行きつけのバーの店長、それぞれの伝え方、言葉選びも秀悦でした。
というかこの映画キャストが全員好き。
ペンタックスくんは声がいいんですよねぇ。
人は皆、
どこかしら寂しくて
どこかしら壊れていて
それを補い合いたくて
人を好きになったりするのかもしれないなぁ
なんて思いながら観た映画でした。
ここ数年こういう淡々とした映画が好きで、
観てる私達にもひとつふたつ覚えがあるような出来事や、どこか切なくて、でも出てくる登場人物がみんな優しくて、みたいな描写に心が持っていかれます。
今、優しくなりたいのかもしれない。笑
もう一つ、映画を観る上で大切な情景。
ボリビア、チェコ、アイスランド。
ため息が出るくらい美しい。
一度は行ってみたい、
でもなかなかハードル高い。
#映画好き