太陽と、水と、動くもの
素晴らしく天気の良い、夏の始まりのある一日。
青空の下で、楽しくバーベキューがしたかった。
わたしはバーベキューの機材も持っていないし、炭の起こし方も、お肉の焼き方も、どのワインが美味しいのかもわからない。
じゃがいもは、切って焼いて塩と胡椒で美味しいと思っている。
クリエイティブさと、経験値が足りない。
買い物に、一緒に行って欲しいとお願いする。
買い物しながらその人がつまんでいたイチゴは、重さを事前に測るはずだった。お会計のときに半分はもうお腹の中で、店員さんが笑った。
来てくれた友達が、ヤギのチーズとズッキーニとパプリカとマッシュルームで、美味しい一品を作ってくれた。
熱い火の近くで、率先して汗を流しながらお肉を焼いてくれる。
身体の大きな若い犬と、身体の小さなおじさん犬が、芝生の上を駆け回る。
そこに生まれる会話、発見、出会い、笑顔が、夕暮れが近づき星が登りはじめる空の下に存在する。
人と人が関わるところに、何かが生まれると思う。
それが喜びだと、わたしは嬉しい。
「自分は、自分にできることをする」
そう言って、その人は最高のギフトを差し出してくれた。
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今日も平和で、癒しのある1日を。
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あなたはあなたらしく、わたしはわたしらしく。