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離乳食のお粥の味は一生ものでありたい
日本人の離乳食と言えば『お粥』。
お粥ってどうやって作るか知っていますか?
以前、保健センターの離乳食の指導を見学に行ったら
『ご飯から作るお粥』をお話しされていました。
ご飯に水を加えて鍋で煮て、すり鉢ですり潰すそうです。
ご飯から作るお粥…
私はそれは『失敗したおじや』だと思っていました(笑)。
煮込み過ぎたおじやは見た目はお粥。
でも、触感がただ糊っぽく“べたべた”で甘みも少なく…
味のしないご飯粒が所々残っている。
私はあまり好きではありません。
一方、『私の知っているお粥』は母が生のお米から作くれるもの。
触感はさらっとしているけど米粒が舌で潰せるほど柔らかくて、甘い。
この両者のお粥の触感と味の違いは何でしょう。
それは、でんぷん質のα化とβ化の関係にあります。
α化:お米に水を加えて加熱すると白米のでんぷん分子が規則性を失い糊状になる。
炊きたてのご飯やお粥の状態。
甘みがあり、消化もよい。
β化:糊化したでんぷんの水分が抜けて硬くなった状態。
しばらく放置したご飯。
ぼそぼそで味も落ち、消化が悪くなる。
でんぷん質の「老化」が起こっている状態。
一旦、老化したβ化でんぷんも再び水を加え加熱すればα化し食べられます。
冷めたご飯から作るお粥はその一例。
でも味は確実に落ちます。
ご飯を冷却してβ化し、過熱してα化。
又冷却してβ化し、加熱してα化…
繰り返す程、味が落ちますよね。
やはり、処女のα化でんぷんがピュアで一番おいしい(笑)!
だから、味覚がピュアな赤ちゃんにはピュアなα化でんぷんの味を教えてあげたいな~。
美味しいお粥の味を知っているとね大きくなっても食べたくなるんです。
いえ、お粥しか食べられない時が来るのです。
風邪を引いて喉が腫れた時。
お腹を壊して下痢気味の時。
親知らずの炎症で硬い物が食べられない時等。
柔らかくてほのかな甘みのあるお母さんのお粥に
口の中やお腹が癒されたことありませんか?
だから、お粥を食べるのは離乳食期だけではないのです。
離乳食期にお母さんの美味しいお粥の味を知ったなら…
その味覚は一生ものになる。
まゆみ助産院では育児サロン『離乳食を始めてみよう』で基本的なお粥を作ります。
様々なの工程のお粥や、フリーズドライの市販の物等とも味比べをしてみます。
お粥以外に離乳食初期に与える食材の調理の実演、実食もします。
興味関心のある方はお気軽にご連絡ください。
直近の育児サロン『離乳食を始めてみよう』は
R6年9月12日(木)10:00~13:00です。
参加ご希望の方は以まゆみ助産院の公式LINEか
📞090-7744-9913にお問合せ下さい。