『赤ちゃんのお口育て』という発想
『赤ちゃんのお口育て(0歳からのお口育て)』とは、専門用語で『口腔育成』と言います。
その言葉を始めて耳にしたのは今から3年程前のことでした。
歯科医師の大森久仁子先生がうちに来られ
「最近の子ども達のお口が変だ。
3歳児健診をしていて口の中が狭くて十分発達していない子ども達が増えている。
これは他の歯科医師も同じようなことを感じている。
未来ある子ども達のお口を守るために赤ちゃんの時期からの『口腔育成』が大事だ。
その主導権を握るのはやはり母親である。
なので母親に『赤ちゃんのお口育て』の大切さを伝えたい。
そこで母親にどのような言い方をすればそれが伝わるのだろうか。
日頃、赤ちゃんを育てている母親とよく接している助産師さんにその辺のコツを教えてもらいたい。」
大森久仁子先生はお見掛けするところ、私と同年代の医師。
この年代になると『子ども達の未来』に、つい思いが馳せるものです。
しかし『口腔育成』って聞いたことないけど…
それはいったい何ぞや?
そこでうちの育児サロンに先生をお招きしてお話をしていただくことになりました。
そしたら…もう、目から鱗。
人の口は食べるだけでなく、呼吸、発語、運動姿勢、将来のQOLにまで深く関わっている。
歯並びや噛み合わせは成長の結果である。
後で治すより、早い時期から『お口育て(口腔育成)』という発想が大事。
ではどうやって育てるのか。
1. 母乳を正しい口使いで飲ませる
2. 正しい運動姿勢を育てる。
3. 日頃から親が口周りに触れる『タッチケア』をしておく。
4. 正しい仕上げ磨きをする
5. バランスよく何でも食べさせる。
6. 良質な睡眠がとれるよう日常生活リズムを整える。
7.『お口育て』は胎内から始まっている。妊娠中から正しい位置で胎児を育てる。
3.4以外は私が日頃からママ達にお伝えしていることでしたが『お口育て』とも関係していたんだ。
当然といえば当然。
赤ちゃんの全身が育つから口も育つ。
妊婦のお腹の位置を整えると逆子や早産の予防と安産に繋がるから結果的に生まれた赤ちゃんはおっぱいを飲む余力がある。
ただ、意識していなかったのは口腔機能を育成するという視点。
最近、生まれてきても上手におっぱいを飲めない赤ちゃんが増えているなと私もここ10年程感じていたところ。
それが妊娠中からも関係していたとは…。
そして向き癖や頭蓋の変形は将来の嚙み合わせや歯並びにも影響していたんだ。
そして赤ちゃんがおっぱいを吸うことは最高の『お口育て』の機会になっていたんだ。
だから、赤ちゃんの『お口育て』の機会を奪ってはいけないな。
更に、口周りに触れることや正しい仕上げ磨きも『お口育て』に関係しているんだ。
もっと早く…自分の子育ての時に知りたかった…。
私はその機会を逃してしまったから、これからのママ達には是非知ってて欲しいな…。
これが私が3年前に感じたことです。
それ以来、大森先生に当院の育児サロンでお話ししてもらっています。
歯科衛生士さんも同伴され、タッチケアの方法や仕上げ磨きの仕方も実演してもらっています。
と言うことで、当院の育児サロンのご案内です。
テーマ『赤ちゃんのお口育て』
日時:R6年10月9日(水)10:00~11:30(90分)
対象:子どものお口育てに関心のある方ならどなたでも
定員:5名(是非、お子様同伴で)残席2
参加費:7,000円
申し込み方法:以下の公式LINEか📞090-7744-9913にご連絡ください。
毎回、人気のサロンで既に事前予約も入っており残席が少なくて申し訳ございません。
お申し込みはお早めに。
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