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赤ちゃんへの騒音対策

やっと、寝付いたと思ったら大きな音で目覚めたり…
赤ちゃんへの騒音対策には神経を使いますね。

そんな中、あるママからの相談です。

「自宅前でマンションの工事が始まりました。
工期は1年位掛かるそうです。
工事の騒音と振動が赤ちゃんに悪影響を及ぼさないか心配です。」

マンションなどの工事現場の騒音や振動に毎日さらされると
大人でも大変ストレスです。

それが、神経が発達途中の赤ちゃんとなると
さぞやご心配なことでしょう。

以下が赤ちゃんの聴覚の発達の順序です。

出生後直後 数時間で音に対する反応をする 
1ヶ月  声をかけると泣き止む
2ヶ月  ガラガラをならすと音の方向を向く
3ヶ月  母親の声を区別 子守歌に反応
5ヶ月  広い範囲の音の方向の区別 音のすべての方向に頭を回転
7ヶ月  周囲の発声、話し方を聞き分ける 
9ヶ月  音感の発達 
11ヶ月 大人の話の強弱を真似る

この発達が邪魔されないようにしたいものです。

特に、新生児など生まれて間もない子は80㏈以上の騒音は聴覚への悪影響があると言われており、45㏈以下にするよう米国小児学会は勧告しています。


しかし、45㏈とはとても静かな環境です。

世間の一般的音レベル
木の葉のそよぎ     30㏈
市内の深夜       40㏈
図書館         50㏈
普通の会話       60㏈
騒々しい事務所     70㏈
電車内・市内街頭    80dB
地下鉄車内・怒鳴り声  90㏈
電車ガード下       100㏈
飛行機着陸        110㏈
ロックコンサート        130㏈

因みに子宮内は40~60㏈だそうです。

一般的に50㏈以上から「騒音」となり60㏈以上の音を人は不快と感じます。

普通の会話でも60㏈ですから…
そうそう45㏈以下にしておけるものではないかもしれませんね。

耳の遠くなった私の母との会話は確実に騒音レベルだと思います(笑)。

つい、やっちゃう上の子を怒鳴りつける声もかなり騒音かも(笑)

工事現場は騒音規制法で
「敷地境界において85dbを超えないこと」
と定められているそうです。

しかしながら、赤ちゃんにとっては確かに望ましくない音量です。

私も育児休業中に自分の住んでいるマンションの外壁工事があり、足場を組む音や塗装の異臭に耐えられず実家に避難したことを思い出しました。

あと、選挙カー!
あれも参った…。

普段一人で動き回っているときは
騒音には意外と無頓着なものですが、
小さな子を抱えていると神経を使います。

ご相談のママは工事は日中だと思うので
余りにもストレスを感じるようでしたら
静かなところに避難するのもありかもしれませんね。

出られないときはしっかり窓を閉めるとか…。

そして、日中の騒音で疲れた耳を休ませるため
夜間はなるべく音のない状態にしてあげるのがよいでしょう。


どんなに良い音楽でもずっと聴いてるのは耳に負担がかかるそうです。

音のない時間を現代人は意識して作ることが大切かもしれませんね。


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