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“ハイハイ”の上達は育児文化の伝承に左右される?
助産師38年目のMAYUMIです。
今日は「ハイハイ」に付いての私の知見をお伝えします。
「ハイハイ」とは四つん這いで移動すること。
これは重心を左右に移動させながら進むこと。
その時には重い頭をしっかり支える必要があるので結果的にお顔、特に口周りの筋肉の訓練にも繋がります。
又、ハイハイには手の支え力が必要なので手をしっかり開いて体を支えるにはどの指にどれくらい力を入れればよいかをハイハイを通して学びます。
結果的に手先の操作性が上達します。
ですから、しっかりハイハイが出来る子は食べるのも上手。
上手に食べ物を掴んで口元に持って行き、よく噛んで飲み込むので“丸呑み”で窒息の危険性が減ります。
逆もしかり。
食べるのが上手だとハイハイも上手になる。
最近ご相談のあったお子さん。
生後10ヶ月でずり這いからハイハイをせずにつかまり立ちをしてしまったとママが心配していました。
お子さんの様子を見てみると、ずり這いの手がしっかり開ききっていない。
お尻の位置が肩より常に低く、かつ腹筋が弱くお腹が落ちて反り腰気味。
片方の足指がべたーっと床に付いてて(反屈)して、指を立てていない。
寝返りの仕方に左右差がある。
食べ方もやはり丸呑み気味だとか…。
かけっこの「位置に付いて!」の時、左右バランスを整え、手はしっかり開いて足指を立てて土を踏みしめると良いダッシュ力が伴う。
ハイハイはその前段階なわけで、それが上手に出来ることは重要な要素を含んでいる。
でも、歩いた後からでもハイハイはまだまだ誘導出来るから大丈夫。
上手にハイハイしている子ども達の中に混ぜて真似をする機会を積極的に作ったり、ママやパパが一緒になってハイハイレースをして遊ぶとか。
後はその子の獲得していない運動を誘導する方法をわかる人に見てもらいアドバイスをもらうとか。
私は自分の子育ても含め赤ちゃんのハイハイを26年以上見てきたのとある程度専門的に学んで来たので、大きな病気の無い子なら大体この辺の運動神経を刺激してやればいいんじゃないかと察しが付きます。
と言うか…
昔は年長者がそうやって色々と赤ちゃんの発達を誘導する方法を若い親に見せてやっていたものです。
私の母は素人ですが、私の息子のハイハイが片足をひき引きずっていたのに気づき足の使い方を誘導していました。
これが育児文化の伝承でもあったわけで…。
今はその機会が中々得られない分、迷子の親子が増えている気がします。
それか、お祖母ちゃん世代も仕事が忙しかったり、自分の子を沢山見ていなくて体験的なアドバイスが出来なかったり、忘れていたり…。
赤ちゃんって目覚ましい成長力があるから、ほんのちょっとのお背中押ししでぐ~んと伸びるんですけどね。
日本の育児文化の伝承をどうやったらできるのかな~
と日々悶々としているおばちゃん助産師です。
もう、お婆ちゃん助産師かしら?(笑)。
そこで、来月の育児サロンのご案内です。
『食べる力を引き出す離乳食』
上手に自分で食べる力を引き出すコツをお伝えします。
そんな離乳食の調理方法も実演します。
日時:2月13日㈭10:00~12:00
参加要件:生後8ヶ月以降でお座りが出来る赤ちゃんとそのママ
詳しい内容は後日又お知らせします。
参加ご希望の方は下記の公式LINEにメッセージを下さい。
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皆様のご参加をお待ちしています。