お手伝いは子どもの腰を立てる
先日子どもの腰を立てることがどんなに大切かをお話しましたが、
子どもの腰が立つ生活習慣の一つとしてとてもいいのが
「お手伝い」
です。
腰が立つ、というのは単なる姿勢やポーズではなくて、
意志や気持ちが必要です。
一家の一員として、役に立っている、存在価値がある、
そういう気持ちが腰を立ててくれるのです。
「夏休みで子どもが家に一日中家にいるから忙しい」
と感じていませんか?
いつもより人出が家にあるということは
いつもよりラクなはずです。
子どもはゴロゴロしていて
お母さんばかりが朝昼晩のごはんと家事で大忙し、という図では
子どもの腰は立ちません。
何でもやってもらって、ゴロゴロしている子どもは
ラクそう見えますが、気持ちは不安定です。
つまらないことで文句を言ったり、
いらない行動をしたり、
それはエネルギーが余っているだけではなく、
自分の存在価値が感じられないのでフラフラしているのです。
子どもであっても、家族の構成員です。
一本の小さな、でも大切な柱として、
家庭を担ってもらいましょう。
それは子どもにとっても
幸福感と自己肯定感をもたらしてくれます。
そしてきちんと
「ありがとう。助かるよ。」
と感謝の気持ちを伝えましょう。
お手伝いは腰を立てるだけでなく、
「周りの人のために働く喜び」や
「ありがとう」の概念を育ててくれます。