座椅子はダメにするソファよりもダメになる
体は日常の使い方でできています。
だからこそ姿勢が大切なわけですが、
その日常の姿勢には
普段どんなものに座っているのか、というのが大きく関わってきます。
「人間をダメにするソファ」
と言われる、ビーズクッションのソファ。
まず、何よりすごいなーと思うのは、
あのビーズクッションに座っていると、やる気がでなくなる、
つまり、
「腰を寝かせておなかの力が抜けてた状態だと、やる気は出ない」
ということをみんな自覚しているからこそ、このネーミングが通用するわけです。
でも私はこれよりももっとダメにしてしまうものを知っています。
それが「座椅子」です。
なぜダメなのか。
それは使う時間や頻度の違いです。
ダメソファは、ごはんを食べているときに使うことはまずないはずです。
だって食べづらいから(笑)
ところが座椅子は、
ご飯の時も、
テレビを見る時も、
うたたねをする時も、
一日中座ります。
そして座椅子は腰が立てられません。だけどあればついつい寄りかかってしまう人が多いでしょう。
ちなみに私は昔から座椅子のどこが楽なのかぜんぜんわかりません。
昔、おじいちゃんのうちにあったけど、寄りかかってると腰や背中はしんどくなるし、正座はしづらいし、
結局、座椅子を無視するように体育座りをしていた記憶があります。(注・体育座りが良い座り方と言う意味ではありません。ぜっんぜん体の育たない座り方です笑)
今は進化して
腰が立てられるような工夫がされたものもあるようですが、
やっぱり腰を丸めて使っている人がほとんどです。
私たちの体には
背骨、そしてしっかりした背筋という、
とても頼りになる背もたれがついています。
腰を立てさえすれば背もたれとして使えます。
それでもどうにも疲れて何かに寄りかかりたくなったなら、
横になりましょう。もう寝ちゃいましょう。
こんな時に座るなら座椅子よりもダメソファのほうがまだいいです。
ほぼ寝た姿勢に近いから。
リラックス、リラックス、ってみんな思いすぎ。
そんなに一日中リラックスしてなくていいんです。
疲れたら寝ましょう。
そのほうが体も心もずっと元気になりますよ。