不安な気持ちの原因は「今」にいないこと
不安な気持ちの原因は「今」にいないことです。
「これからどうなるんだろう」
「こうなったらどうしよう」
「以前はこうだったのに」
不安な気もちにはこのどれかが必ず含まれているはずです。
ではどうして「今」にいないのか。
「今」に気持ちをフォーカスできないのか。
それは
「今」が感じられない体になっているからです。
「今」が感じられない体は
おなかの力が抜けて、
頭が前に出て、
体が少しねじれています。
人間の体の使い方は難しいので、
意識して使わないと、この体になりやすくなります。
また、人は恐怖を感じると
反射的に少し体を丸めるため、
さらにこの状態になりやすくなります。
もうひとつこの状態になりやすいのは産後。
赤ちゃんが生まれておなかが空っぽになったあと
腰を立てないままでいるとこの状態になりやすくなります。
では、どんな体になれば「今」が感じられるのか。
体に「軸」を持ちましょう。
「今」という感覚は体の「軸」によって作られています。
体の軸は骨格でも筋肉でもなくて、
体の使い方で浮かび上がってくるものなのです。
軸はただまっすぐな体の中心線なのではなく、
「根」が必要です。
それが「踏む力」です。
踏ん張るのではなく、地面に杭を刺すような踏む力。
その力の反作用で軸が体の中を通り、
おなかがしっかりして、
頭が体の上に乗り、
ねじれもとれてきます。
もし不安が抜けなくなってしまったら、
地面に杭を刺すように立ちましょう。
そして伸びをしましょう。
何度か繰り返しているうちに
大地にしっかりと根を張って、
天に向かって伸びていく樹木のような
しなやかな強さが体の中にできてきます。
もう一度不安になることを考えてみても、
不安な気持ちはあるけれど、距離がとれているのがわかるはずです。
不安な気持ちに飲み込まれない、
軸のある体の使い方、
からだレッスンで身に着けてください。
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