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トルコに行ってきたよ(5日目)

5日目!
お付き合いいただきありがとうございます。

昨日の記事、観光の前半と舞台の後半のテンションが違い過ぎて笑える。

今回も五千字越えです。
私の記事は読まなくても良いから、Cem君が出てるKaranlık geceの予告編置いとくから観てって。
アンタルヤ映画祭で、作品賞取ったよ(Kurak günler じゃないんだ、ってびっくりしたけど)


おはようございます。
今日の朝ごはん。

ザクロがトルコっぽい…よね?

ちょうどこの日(11月10日)はアタチュルクの命日だったので、前日こんなものを貰いました。

命日の11月10日9時5分にトルコのすべてのサービスが停止して黙祷を捧げます、的な事が書いてある(多分)

すごいなぁと思いながら、9時5分の黙祷に参加。

ホテルもこんなふう。

この日は前日より、街中にトルコ国旗がはためいていた気がする。インスタでも、トルコ関係のアカウントがいっせいにこのことをポストしてた。

これは確か舞台関係の雑誌のアカウント。
1938-∞は、これ街でも見たけど、あなたは生き続けてますよ、な意味なのかなあ。


さて、昨日トルコリラを使い切ってしまったので日本円からトルコリラに替えなきゃ。
ホテルの近くの銀行で日本円に両替。千円札を出したら、珍しいのか、何だか偉い(っぽい)人も出てくる。
「日本円からトルコリラに替えるケースって珍しいの?」
曖昧な笑顔でスルーされる。


まぁ両替してもらって、どうしようかな、プリンセス諸島行ってみようかなと港へ。プリンセス諸島は、エミール君@ラストプロテクターの出身地なので。
言うまでもないですが、Cem君が演じてます。

ラストプロテクター、ドラマとしては頭を抱えるけど、エミール君は天使なので観て。Cem君が出てるエピソードだけでも。常に何か食べててかわいいから。あと、萌え袖。

でも、イスタンブルに戻ってくる便が割と遅いのしかなかったので、別のとこに。

İstanbul sinema müzesi

ブレッブレですね

https://www.istanbulsinemamuzesi.com/

常設展でトルコ映画の歴史を学ぶ。博物館の建物が立派だった。由緒ある建物のはずなんだけど。

皇帝の建物を譲り受けた系だったような…

そうそう、ここで、アンカラの映画館「Büyül fener Sineması」の「büyül fener」の本物を初めてみる。だから、映画館の名前に付いてるのね。

特別展のキューブリックは、それほど思い入れが無いので、これ、邦題なんだっけ(時計じかけのオレンジ)とか、トムクルーズ若いなー(アイズ・ワイド・シャット)とか思いながら、見て回る。

ここは、トルコ在住の人向けに短編映画をOnlineで公開してて、それで知ったんだよね。だから来てみたかったの。トルコ在住の人向けなので、当然、見れてませんが…。

入館料80TLにしてはみてまわるところがたくさんあって、見る内容にも工夫がしてあって楽しかった。
ただ、他の有名な美術館博物館を押し退けて来た方がいいかというと、それは他のところに行ったほうがいいと思いますが…。
1時間半くらいいたかなぁ。

観終わった後、イスティクラル通りをてくてく歩いて、途中にあった本屋さんを覗く。
それなりに大きな本屋さんだったけど、ガラスの動物園はなかったです。
「この本は別の出版社から出てるからないんだよ」
って言われたから、出版社直営の本屋さんなのかもしれない。

てくてく歩いてタクシム駅に戻るはずが、いつまでたっても駅につかないので、おかしいな?と思ったら逆方向に歩いていたことに気づく。

これからまた戻るのもなぁ、ということで、GoogleMapで検索して近くの駅へ。傾斜鉄道に乗って、トラムに乗って、
GoogleMapの言うことにはそこから、またバスに乗れと言われたので、バスを探して乗ろうとするんだけど、乗れない。と、いうより
『ここ行く?』
首を振る。
『乗っていい?』
首を振る。何でか、3つ位乗車拒否される。何だったんだろう?どうやって帰ろう、タクシー使うのやだなと思って、最後にと聞いたバスの運転手さんに
『Deniz müzesi行く?』
と聞くと頷くので、良かったと思って乗車。

この日はとても人が多くて、道路がやたらに混んでいた。
あと、警察官もたくさんいて、自動小銃持ってる警察官もいたから、トルコは警察官も持つのね。何でこんなに多いんだろう?アタチュルクの命日だから?偉い人でも来るのかなとか思ってた。

もう日本に帰っていたタイミングでしたが、この日行ったイスティクラル通りで、悲惨なテロが起こってしまいました。あんな人の多いところで。色んな意味でショックで…ほんとに言葉が出ない。

お亡くなりになった方へ心から哀悼の意を表すとともに怪我された方のお早い回復を祈ります。


お昼ごはん


マックです。写真は取ったけど、省略。
えぇトルコに来てまで。しかもダブチ。日本でも食べれる。味は変わりませんでした。

いやー疲れててね。人多いし、書いてないけど、朝からバス停わかんなくてウロウロしたし、タクシム行こうとしたら別のところに連れて行かれそうになるし(呑気に、これ占拠されたTRTかな?とか見てたから…)、前にも書いたように、バスには乗車拒否されるし。
疲れてたら早くホテルに帰りたかったんだよね。

ホテルに帰る途中のにゃんこ達。

睨みつけられてます
奥の子はちゃんとのぼれました。

ホテルに帰って、一休みして何してたかというと、お手紙書いてました。

や、せっかく映画と舞台見たし、すごく良かった位の感想を伝えたいので。残念ながら、トルコ語よりは何とかなる英語で。

多分、他の人から見たらなんて無駄な時間の使い方、もったいないって言われるんだろうな。でも、私にとって、Cem君の舞台がメインなので。
観光もばりばりできるくらいの体力と語学力があれば良いんだろうけどまぁ両方ともないので。
舞台に全振りする旅行です。

準備して、お手紙とプレゼントも持って、今日も劇場に行くよ!

今日もドアマンさんにお願いしてタクシー呼んでもらって、早めにでる。

今日のタクシーの運転手さんは、話しかけられないのは良いんだけど、ずーーーっとスマホで話してる。お願い、前見て。
しかも運転が荒いので、割と怖い。どうか事故りませんようにと祈る。
タクシー乗り場につけてもらってやでやでついたと思ったら『100 TL』
は?メーターは、75.2って言ってるじゃないか。
今思えば、からかわれたんだろうけど、その時のまゆみちゃんに
『冗談でしょう?』
と笑う余裕と語学力はない。頭を必死に働かせてでてきたのが、ニューエクで出てきた
『値引きして』
だったので、やはりニューエクは役に立つ。
笑ってたから、通じたんだと思う。77TL(クルシュのつもりで1リラコインを出したので)払う。
その他にも途中スマホを落としそうになって真っ青になったりと、いろいろやらかしているので、やっぱりこの日疲れてたのかもしれない。夕ご飯食べて行けば良かったんだろうけど、緊張してたのでお腹は空いてない…。

Maximum Uniqのお店の中に落ちてるワンコ。

あんよが細いねぇ。

あ、そうだ。あまりにも当然過ぎて忘れていましたが、劇場内でもマスク着用してました。まぁ私とあと何人かしかいなかったけど。
でも、マスクしてねとかは特に言われてる様子はなかったです。

なんとなくテンションは落ちていても、これを見ると上がる。

昨日と同じように金属探知機通って鞄の中身と手提げ袋の中身を見せて入場。

さぁ手紙とプレゼントを。


プレゼントボックスとかないところを観ると、そして、プレゼントを持ってきたんだというと大抵『え?』って顔をされるのをみると、やっぱりそういう文化は無いのかなぁ。
日本から持ってきたに引っ掛かってるのかも知れないけど。

スタッフさんに声かけて、英語がわかる人呼んでもらって
「これ、俳優さんへのプレゼントで…」
『あぁoyuncu hediyeね』
と言われて、結局、昨日と同じ人を紹介される。
(苦笑しながら)「Hello,again」
「はろー…えーと…これ、Cem君への手紙とプレゼントで」
「わかった、渡しとくね」
「ありがとう!」

マネージャーさん、舞台でもいろいろ調整してたし、忙しい時に悪かったな…でも、あなたのおかげで私の旅はperfectになりました。

まぁちゃんと渡せまして、とりあえずこの旅でやりたかったことは、達成できた。

ここのプレゼントもお手紙も受け取って貰えるの?って疑問は、どうやら受け取ってもらえそうです。
と言っても、何か公式にギフトボックス的なものが置いてあるわけではなかったので、マネージャーさんもスタッフさんも優しい人達だったから受け取って貰えたのかも。人の優しさに助けられております。ありがたや…。

2日目の舞台の感想


今日のお席はE32。
昨日のお席もとっても良かったんだけど、今日のお席は神席かな?
この距離で、前に遮るもの(席)が何もなくて。Cem君と目あった!(勘違いです)。

この距離ですよ!

お写真はインターミッションのときの。休憩ってお手洗い休憩だと思うけど、休憩中にこんなお芝居があって、どうやって休憩できるというのか。無理。席から立てない。
Ciçekさんのハムレットの演出は合わないけど、この演出は好き!ありがとう!嬉しい!

あ、や、単にCem君がたくさん見れるから良い、じゃなくて、この演出があるから、トムの夢、ローラとの関係がより深くわかるような演出になってるので良いな、と。

初日の演出とはちょこちょこ変えてあって、初日の方が好み。
2日目のジムは、ジムらしくうさんくさいし(笑)
初日のローラのほうがジムとの会話をイキイキと楽しんでるように見えたんだよね。2日目のローラは、とまどいが脚を引っ張ってるように見えて…。ローラという役を考えたらこっちのほうが良いのかも知れないけど。
でも、ジムがウィングフィールド家を出ていったあと、自分の手を握る演出にジムの少しの後悔を感じて、ここの演出は好きだった。

気になったのが、途中でアマンダの声が聞こえなくなったこと。私は近かったから、俳優さんの声が聞こえたけど、あれ、後ろの席、2階席の人は聞こえてないと思う。ちょうど、ローレンスの本を勝手に図書館に返されてトムがアマンダと喧嘩するシーンだったけど、Cem君の声も「あれ?」って感じた。声の調子悪い?って思ったけど、あれは音声トラブルだよなぁ。

一番違ったのはラストの演出かなぁ。

「蝋燭の火を吹き消してくれ」で暗転
じゃなくて
「さよなら」で階段を登るところで暗転になってた。
(ここで拍手のタイミング間違えた…恥ずかしい…)

初日の演出の方が好みだけど、2日目の演出の方が、トムは自分の意志で家族を捨てたんだ、ということを強く感じる演出になっていたと思う。

初日の劇は、若干Cem君の演技が浮いてる(ほんとに若干だけど…)気がしたけど、2日目のほうが劇としてのまとまりを感じた。

んで、最後のあの演技をみて、この子は全身を使って、そして感情をさらけ出してトムを演じてるんだなと思った。

日本で、公式がアップしたSırçaのカーテンコールを観てたとき、どの回でもCem君クタクタで、舞台一本やるのってそんなにつかれるんだなと思ってたけど、今回現地で観て、あんな演技をしてたら、そりゃそうだろうな。

あー…この子の演技もっともっとみてたいなぁ。

もういっかいと言わず、Sırça観たいし、Evlat(the son)をどう演じるのか観たいし、Kalp(Normal heart)だって観たい。
いつ上演されるかわからないし、そもそもトルコ語だってわかんないけど、それでもCem君の演技観たい。
一回観たら、満足するかなって思ったけど、全然だった。
…トルコ語頑張りましょう。

Twitterにも書きましたが、トムがウィングフィールド家の近くにはディスコがあるって事を説明する時に腰を振るシーンがあって、めっっっっっちゃセクシーで叫ぶかと思った。マスクの上から口を抑えた(衛生的にダメ)。
あと、もう全てがいちいちかっこいいんですけど、特にタバコを吸う姿がかっこよかった。

まっすぐ帰るのが名残惜しかったので、何枚かセットの写真を。

ガラスの動物園
トムのタイプライター

これは記憶の劇なので、良いんだけど、あんまり、貧窮してるようには見えないんだよな。まぁアメリカの事情はわからないけど。

お店の中で寝ているわんこに驚きつつも、カーサービスの方と落ち合う。1人なのに、大きなバンタイプの車で迎えに来てくれて、「これ?」と思わず笑う。

行き先確認された以外は、やっぱり何も話し掛けられず基本放置されて、余韻に浸ることができた。

行きは40分?(それ以上かも)かかったけど、帰りは深夜だからか、早く帰れて、その日のうちにホテルにつくことができた。

あー良かったなぁ。
次は、何見に来ようかな。来年来れるかなぁ。

おやすみなさい。

名残惜しいけど、帰るよ!


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