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自分を知るということ

なんで自分はこうなんだろうとか、なんで周りと同じようにできないんだろうとか、そんなことを感じることがよくあります。

こんなこと誰に言っても分かってもらえんだろうと、1人で塞ぎ込んだりもする。

これまで、自分はちょっと病んでいるだけ、ちょっとストレス溜まっているだけ、と思うようにしてきました。

若いころはそれなりに悩んで、病院に行ってみたりもしたけど、病院では鬱ですね薬出しますね~でおしまいということが多いのです。

もらった薬を飲んだら、よく眠れるようになるけど、朝起きれなくなる。

さらに、原因がわからないままなので、悩みが解決しない。そのまま病院に通うのもやめてしまう。

大人になって、インターネットが普及して、昔はわからなかったことでも、自分で調べられるようになりました。

そして、自分と同じような気持ちを抱いている人が、たくさんいるということを知りました。

「知る」ということだけで、気持ちが少し楽になるから不思議ですな

HSPの特徴はここ数年で1番腑に落ちた

ここ数年で1番納得して、1番びっくりしたのが、「HSP(ハイリーセンシティブパーソン)」

へ~そんなんあるんや、と思って、試しに診断テストをしてみたら、当てはまりすぎて草でした。


自分の考えすぎるところや敏感すぎるところ、自己肯定感が極端に低いところ、他にもいろんな特徴が自分と重なって、なんかホッとしました。

中でも、音に敏感なのが、ものすごく困ります。

1度気になった音は止めないと気が済まないし、色んな音が混ざるのも嫌。

同じ音が繰り返し聞こえるのも、めちゃくちゃ嫌。家で長男と長女が別々にYouTube観てたりすると発狂しそうになります。

あと子どもって声のボリューム感覚バグりすぎてるのなんでなん。耳元で突如MAX音量でしゃべりかけるのはやめなさい。

コロナ休み中は、絶えず話しかけられるうえ、ずっとテレビがついてる状態で、ほんとうに疲れました。

ライブとかイベントに参加したときなど、他人と長時間過ごしたあとは、楽しかった・楽しくなかったに関わらず、気疲れで翌日は1日中寝込んでしまう。

これも、刺激を受けやすい性質によるのだなと納得しました。

知らなければ、ただ生きづらいな~というだけですが、知識を得たことで、こういう理由で生きづらかったのだな~と思うことが出来る。

今まではちょっとしんどくても、「鼻づまりみたいなもん!」と思うようにして無視していました。

でも今は、しんどいのがマシになるよう、自分で対処できるようになりました。

全く取り組んでこなかった「自分を知る努力」ができるようになったことが、自分の中でとても大きいです。

あわよくば、ほんのちょっとだけでも、自分を好きになれたらいいな~

不思議の国のアリス症候群って知ってる?

子どもの頃かなり恐怖だったのが「不思議の国のアリス症候群」

昔、友人に教えてもらって、この存在を知りました。今やもうどんな症状にも名前があるよね。

自分以外にも同じ体験をしたことがある人がいるっていうだけでも、めちゃくちゃ安心する。

私の場合は、テレビや人が小さくなったように感じたり、自分の体がめちゃくちゃ大きくなったように感じたり、寝ていると身体がぐるぐる回っているように感じたりします。

目を閉じると、自分の腕や脚が、木の幹くらい太くなったように感じるのですよ。

特に怖かったのは、誰かが普通に話している言葉やテレビから聞こえる音、全てが早送りになっているように聞こえること。

全ての音を集めた塊が襲いかかってくる感覚になり、耳を塞いでも収まらず、怖くて怖くて泣き叫んでパニックを起こしてた記憶があります。

大人になった今でも、少し疲れたりするとこういう感覚になることがある。

さすがにパニックを起こすまでではないけれども、やっぱりちょっと怖いです。

いまだに早送りの音や、電話のガイダンスで流れるような電子的な声は苦手。音に疲れたときは、無音の場所にひっそり逃げ込んでいます。

離人症っていうのもあるらしい

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/離人症

学生の頃から、皆でワイワイ話したり笑ったりしていても、カプセルのようなものに入ったもう1人の無表情・無感情の自分が、俯瞰で眺めているような感覚に陥ることがよくありました。

何事にも現実味がなく、夢を見ているような気分になる。

そのため、夢がいつか覚めるのではないかという恐怖が常にあります。頭では分かっているのだけれど、脳と心が別行動している感じです。

普段はそれほどではないですが、ストレスが溜まってくると離人感が強くなり、酷い時にはこの子どもたちを私が本当に産んだのか?とさえ感じます。

スーパーで別行動をしていた夫と合流したときに、「間違えて他人に話しかけてしまった気まずさ」を感じたこともあります。

このときはさすがにやばいと思ったね。

自分が自分でないような。そういうときはただひたすらに休むことにしています。とにかく寝る。何もしない。

「離人症」というものの存在を知ってからは、とにかく「事前に決めない」ことを心がけています。

お腹が減ったら食べて、減らなかったら食べない。私の場合は、毎日時間どおりに動こうとすると、離人感が増します。

あと、歩くのも結構良いらしいです。空とか景色とかを見ていると、今この場所で私は生きているのだっていう感じがする。

頭内爆発音症候群はマジでびっくりする

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/頭内爆発音症候群

結婚したころ、夫がほぼ毎日なるというので調べてみたら、頭内爆発音症候群というのがヒットしました。

私も1回経験があるのですが、寝入る直前に頭の中で何かが破裂したような音が鳴って、目が覚めるというやつ。

私の場合は、ワインの栓を開けたような音でした。

夫はバットで後頭部を殴られたような衝撃を感じることもあるらしく、脳の病気だと思っていたらしい。

風船が割れるような音だったり、まぬけなオナラみたいな音だったり、バリエーション豊富だそうです。すんなり寝させてくれ…

世の中にはまだまだ知らんことがたくさんあるなあ

人それぞれ、色んな悩みを抱えて生きていて、生きづらさを感じることも多々ありますよね。

でも、「知る」「知ろうとする」だけで、私の場合はかなり楽になりました。

今や全ての症状に名前があるのではないかな。

少しでも自分を知って、できるだけ楽に生きれたら良いですよね。





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