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ヨハネの黙示録

この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。

口語訳 ヨハネの黙示録1章3

【天からの7つの宣言 1】

・第一の宣言:シオンの山の上の144,000人

1なお、わたしが見ていると、見よ、小羊がシオンの山に立っていた。また、十四万四千の人々が小羊と共におり、その額に小羊の名とその父の名とが書かれていた。

2 またわたしは、大水のとどろきのような、激しい雷鳴のような声が、天から出るのを聞いた。わたしの聞いたその声は、琴をひく人が立琴をひく音のようでもあった。

3 彼らは、御座の前、四つの生き物と長老たちとの前で、新しい歌を歌った。この歌は、地からあがなわれた十四万四千人のほかは、だれも学ぶことができなかった。

4 彼らは、女にふれたことのない者である。彼らは、純潔な者である。そして、小羊の行く所へは、どこへでもついて行く。彼らは、神と小羊とにささげられる初穂として、人間の中からあがなわれた者である。

5 彼らの口には偽りがなく、彼らは傷のない者であった。

 ヨハネの黙示録14:1-5

つづく

10章~14は挿入箇所です。

10章~13章では、大患難時代の中間に起こる数々の出来事。

15章~16章では、大患難時代の後半の3年半に起こることを取りあげています。

今日の14章は、10章から13章と15章から16章の「つなぎ役」をはたしています。

※14章の内容は、7つの宣言として出てくる。※未来完了型の宣言です。

第一の宣言は、キリストの再臨後の状況を見ています。この幻はキリストの再臨後に成就する千年王国の先取りです。将来起こることを今起こっていることと見なすのは、へブル的手法です。これは、神の約束は必ず成就するということを保証するためです。

 1節、小羊とは、神の小羊イエスのことです。

シオンの山とは、文字通り、地上のエルサレムにある山の事です。※神殿が建設された丘を「シオンの山」と呼びます。

144,000人とは、7章のイスラエル12部族で、彼らは全世界に福音を伝えた人たちで、大患難時代の初めから終わりまで生きて、キリストの再臨後、そのまま千年王国に入る人たちです。彼らの額には「小羊の名とその父の名」印が押されているので死なずに守られます。

2節、彼らの声の描写。

3節、彼らは天の御座の前と4つの生き物および長老たちの前とで新しい歌と歌いました、これは、神の恵みと勝利をたたえる歌で、大患難時代の全期間を通過した彼らだけが歌える歌です。

4節、彼らは、独身で神に仕える人たちです。小羊の行くところには、どこへでもついて行き、主イエスに忠実に歩んだ人たちです。彼らは初穂である。①「初穂」とは、それに続く人たちがいることを示しています。②144,000人は大患難時代の始まりに救われた。③イスラエル民族は、大患難時代の最後に救われる。④大患難の途中で救われるユダヤ人たちがいる。

5節、大患難時代には、偽の情報が拡散していますが、彼らは、その口に偽りがなく、真実だけを宣べ伝えます。彼らは、傷のない者であり、外側にも内側にも汚れがない人たちです。


記事を見てくださりありがとうございます。聖書の中で唯一、祝福が約束されているヨハネの黙示録を投稿していきたいと思っています。今後とも長いお付き合いになるかとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

※記事に使用している聖句は、日本聖書協会発行の口語訳聖書。
新約1954年版、旧約1955年版は2005年に著作権保護期間が終了している。

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