
【サタンの誘惑】
天から追放されたサタンは、神が最初にお造りなった人に対して攻撃します。それは、地上のエデンの園での出来事です。どのように誘惑し、堕落させるのを見ていきたいと思います。

・エデンの園
「8主なる神は東のかた、エデンに一つの園を設けて、その造った人をそこに置かれた。9また主なる神は、見て美しく、食べるに良いすべての木を土からはえさせ、更に園の中央に命の木と、善悪を知る木とをはえさせられた。」創世記2:8-9
※エデンの園には外見が美しく、美味しい実を付ける木だけが生えていた。
「命の木」とは、それを取って食べると肉体的に死ななくなる木。
「善悪の知識」とは、知識の総体のことであり、体験的知識のことである。それは、人が自分にとって何がよいかを決定すること、神のように振舞うこと。この木から取って食べると、人は知識の総体を得る。

・主なる神と人(アダム)の契約 (エデン契約5-7の条項)
「15 主なる神は人を連れて行ってエデンの園に置き、これを耕させ、これを守らせられた。16 主なる神はその人に命じて言われた、「あなたは園のどの木からでも心のままに取って食べてよろしい。17 しかし善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう」。創世記2:15-17
※主なる神とアダムの契約「エデン契約」7つの条項1-4 創世記1:28-30
今日は条項5-7取りあげています。※この後にアダムの助け手として、アダムのあばら骨から女エバが創造されました。(創世記2;18-25)
【人類の堕落】

・誘惑
1 さて主なる神が造られた野の生き物のうちで、へびが最も狡猾であった。へびは女に言った、「園にあるどの木からも取って食べるなと、ほんとうに神が言われたのですか」。2 女はへびに言った、「わたしたちは園の木の実を食べることは許されていますが、3 ただ園の中央にある木の実については、これを取って食べるな、これに触れるな、死んではいけないからと、神は言われました」。4 へびは女に言った、「あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。5 それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです」。創世記3:1-5

・神との契約を破る
「6 女がその木を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた。」創世記3:6
1、聖書に記された最初の嘘:①「目が開け」②「神のようになり」サタンは自らこの欲望を持っていました。※イザヤ14:12「黎明の子、明けの明星よ、あなたは天から落ちてしまった。もろもろの国を倒した者よ、あなたは切られて地に倒れてしまった。13 あなたはさきに心のうちに言った、『わたしは天にのぼり、わたしの王座を高く神の星の上におき、北の果なる集会の山に座し、14 雲のいただきにのぼり、いと高き者のようになろう』。」イザヤ14:12-14③「善悪を知るようになる」
2、サタンの方法論:①神の知恵、愛、義に疑問を投げかける。②神のことばを否定する。③不従順が、よりよい結果をもたらす。
3、 堕落
6節、3つの分野での誘惑:①「食べるのに良く」②「目には美しく」③「賢くなるには好ましい」
※1ヨハネ2:16「すべて世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、持ち物の誇は、父から出たものではなく、世から出たものである。」
人々はアダムとエバの堕落から現在に至っても、サタンは、3つの分野「食べるのに良く」、「目に美しく」、「賢くなるに好ましい」で巧妙に人々を誘惑し、惑わし、堕落させ、罪を犯させています。
7年間の大患難時代の中間期にサタンとその使いども(悪霊)はミカエルによって完全に天から地に投げ落とされる(黙示録12:7-9)ので、サタンと悪霊どもは人々を誘惑し、惑わし、嘘で、サタンを拝ませます。それは、サタンは自分が神になりたい野望があるからです。その野望は最後(黙示録21:10)地獄に投げ落とされる)まで持っています。
記事を見てくださりありがとうございます。少しずつですが、聖書の神を投稿していきたいと思っています。今後とも長いお付き合いになるかとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
※記事に使用している聖句は、日本聖書協会発行の口語訳聖書。
新約1954年版、旧約1955年版は2005年に著作権保護期間が終了している。
いいなと思ったら応援しよう!
