若い頃
下谷「ちょっと聞いてよ上田君」
上田「どうしたんすか?」
下谷「いや昨日帰りに電車使うんだけど、その時に普通列車でしか俺の地元行かないのに間違えて快速使っちゃって」
上田「うわ、まじ?かなり時間ロスじゃん」
下谷「いや、うん…」
上田「でも、俺も若い頃そうだったなー」
下谷「え?」
上田「いや、高校生三年生の時にさ、自分も電車使ってたんだけど、逆に快速使わないと行けないのに間違えて普通列車に乗っちゃったんだよね」
下谷「うわまじ?」
上田「そんで急いで学校に連絡して、結果遅刻でさー…」
下谷「へぇ~、あれ?今上田君っていくつだっけ?」
上田「え?俺?俺は19っすけど」
下谷「…へぇ、そうなんだ」
上田「まあ若い頃の時間って大事にした方がいいっすよねー」
下谷「まあ…そうだね」
上田「あれ?今下谷さんっていくつですか?」
下谷「俺?24」
上田「へぇ~まだまだ若いっすね」
下谷「待て待て待て待て、君が言う?」
上田「え?」
下谷「下谷君今なんていった?」
上田「いやー若いっすね」
下谷「それ年上が言うんだわ!年下が言う言葉じゃないの!」
上田「そんな怒んないで下さいよ、若くて血気盛んなのは分かるんですけど」
下谷「それやめろ!年下だろ!」
上田「え、いやーまぁ…」
下谷「あとー、シンプルにため口だねさっきから」
上田「え、いや」
下谷「え?19なんだよね?」
上田「はい。」
下谷「大体分かることない?」
上田「え?」
下谷「いやだからさ、会社で年下って今年の新入社員しかいないはずじゃん。24の人の顔で新入社員はかもしれないは無理あるよ」
下谷「あとしかもさ、俺今回が初めての会話じゃないじゃん。なんとなく今までの会話から分かるだろ!!」
上田「ごめん…」
下谷「え?」
上田「なさい!なさい!セーフ、セーフ!」
下谷「アウトだわ!」
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