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【エッセイ】インストの可能性

最近、俺はインストにハマっている。
簡単に言えば歌詞が入っていないオフボーカルの音源である。

歌詞を聞きながら作業をしてしまうといつもより歌詞が頭に入ってきてまともに集中力が低下してしまうので、インストの存在に心から感謝している。

そして「え?曲の裏でこんな感じの音流れてたんだ!」みたいな気づきも多く、本家に戻って聞いてみるとよりその音楽への好き度が増していく感覚がたまらない。

普段なんとなくで聞いているような音楽も、より深く知ろうとすることで文字通り音を楽しむ音楽をしている。
ここまでCDショップに行きたくなっているのは自分の人生でも初めてクラスであると同時に、もっと早めにCDを集める趣味があればよかったと後悔。
唯一ショップに行く理由になっていたアイドルのCDも最近はサブスクで満足してしまっているし、高校あたりで知り始めた音楽とかが基本的にサブスクで聞いている。

中学の頃だったか、地元のイオンの中に併設されていたCDショップが閉館。
それどころかそもそもイオン自体が取り壊され、あの時にCDを買うという感覚は終わったのだ。
地元のブックオフは中古のDSゲームおたからを探しに行っていたが、今度地元に帰ったらCD目当てで寄ってみようか。

このお金も全部変に吸音材なんて買わなければ…
(投稿主はアパートの隣の部屋に住んでいるテレビ音を防ぐために吸音材を買ったのですが、どうやら吸音材だけでは意味がなくて無知のせいで5000円を飛ばしてしまいました。)

なにはともあれインストには頭が上がらないくらいお世話になっているというわけです。
今この記事の書き途中に無性にほしい音源があったのを思い出したのでネットでポチリました。
このネット購入もマジクソ便利だし、ここにも頭が上がらないくらい助けてもらっているんですがなんていいますか…。

CDショップに足を運んでほしいものはなかったけど、思いがけない音源との出会いだったり…みたいな。
まあそんなこと語れるほどCDショップに行ってないんですけど。

でもなんかそういうのが楽しかったりするんだろうなと妄想趣もうそうおもむきをして勝手に楽しんでおります。

タイトルはいっちょまえに【インストの可能性】なんてつけてますけど、言わんでもわかります。可能性の塊です。
学生時代にこのインストという存在に対して感謝をするくらい知っていたら、もっと頭が良くなっていたかもしれない。
そしてもっと音楽が好きになっていたかもしれない。

過去の自分に何か一つだけ伝えられるならそれかもしれません。
「もう誰も家庭内で使っていないウォークマンにお前が買ったアイドルのCDのインスト全部入れろ!!そんでそれ聞きながらいっちょまえに街を歩いてくれ!」
って伝えていたと思います。

パソコンにCDを入れ、オフボーカルの部分を取り入れる時間が少し気持ち良くなっている部分があります。
家にCDを置く用の棚とか買ってもオサレかもしれませんね。
それ、吸音材を買うお金で買えたんですけどね。
あーあ、吸音材を買わなければ…。
でもきっとこの吸音材もいつか役に立つ日が来ると信じて俺は前を向いてパソコンを打ち込み、前から聞こえてくるテレビの音を耳せん+ヘッドホンで受け止めます。











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【偽名】佐久間 ユマ
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