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おとなとこども【エッセイ】

20を過ぎてから、子供を見て「子供っていいなぁ」って思うようになり始めた。
幼稚園や公園で楽しんでいる声変わり前の小さな子供から、信号待ちで距離を近づけている学生カップルまで。全部の子供を羨ましく感じている。

そしてそれを感じると同時に、「大人になったんだなぁ」とも思うようになった。
自分は少年の心を持っているはずなのに。
今でもギャグ漫画やしょうもない下ネタを見ては腹を抱えて笑うし、好きなものや自分の知らないような新しい物には心からワクワクする。
そしてそんな今の人生は正直とても楽しくて仕方ない。
頭で考えながらもよく感情に振り回されるこの人生が楽しい。

そこで
「頭は大人になったが、心は子供のままで生きるのが一番幸せなんじゃないか。」
ということをふと思った。
というよりも正式には
「子供の心を大人の頭で濾過して行動する。」
ということができる大人がカッコいいんじゃないかと。
っていうか我ながら良い言葉じゃないですか?この言葉。
仮にちゃんと音楽をやる機会があれば歌詞として使いたいんですけども今のところはそんな予定はないのでここにしっかり書き残しておこうと思います。

子供の感情を忘れていない大人は、大人になった視点から見てみると違ったカッコよさが見えてくるので自分もそんな大人になっていきたいと思ったんですが、まず彼女もいなければ大人になってちゃんとした職にも就いていませんでした。僕は地球から濾過された方が良いかもしれません。

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【偽名】佐久間 ユマ
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