先祖と父の軌跡を歩む旅 〜山田旅館〜
去年の今頃、父から以下の写真と共に連絡がきた。
【今から8年前の今日、長野県北部に出張した際、山田旅館というところに泊まりました。そこは、西郷從道候が台湾出兵から帰国したあと、病気にかかり療養したところです。その旅館では從道候の揮毫した額や記念のものを大事に保管してくれていましたが、地震で壊れてしまい、修理中でした。旅館の方にはよく保管していただいていてありがとうございますとお礼を言ってきましたが、人と時間のつながりは連綿としているものだね。】
西郷従道は西郷隆盛の弟で、実は私の祖父の祖父にあたる。
聞いた時とても驚き行ってみたいなと思った。
この間のnoteにも書いたが、先日父は突然他界した。
父本人が1番びっくりしてることと思うが、「あ〜もっと色んな話を真剣に聞いておけばよかったな〜」と深く後悔している。
このエピソードをふと思い出し、母に、「一緒に山田旅館に行ってみないか」と提案し、家族で行ってみた。
その時の旅の様子をざっくばらんに載せていこうと思う!
実際に先祖たちが生きてきた道を辿って訪れてみるのは面白い。
大変な時代を生き抜いて命を繋いでいるのだと改めて思った。
色んな話を伺う機会がありながらも、ついつい書き留めずにいる。
いつどんなことが起きるかわからない。
今生きている人にしっかり話を聞いて、自分の父のことや先祖のことを文章にどんどこ残していきたいと心から強く思った。
素敵なご縁のある旅館。
また訪れたく思った。