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90分真っ暗闇!?
先日、友達がくれた体験チケットで「ダイアログ•イン•ザ•ダーク」を体験。
90分間目を開けても閉じめても真っ暗闇。
光がない世界。
視覚をなくし、それ以外の感覚を研ぎ澄ませるという体験をしてきた。
これがなかなか色んな発見ができて面白かったので、noteにしてみようと思う。
受付で体験チケットを渡し、
ロッカーでアクセサリーや荷物を置いて別ルームへ。
わたし以外にも何人か体験する人がいた。
そして、視覚障害を持たれている方がスタッフとして居た。これから光なき世界でアテンドをするとのことだ。
「きのっぴーって呼んでくださいね!」ととても気さくに、フレンドリーに話しかけてくれた。
きのっぴーの「ではこれから光を無くしていきます。」の合図でだんだん光なき世界へ。
目を開けても閉じても真っ暗。少しの光もない。
めちゃくちゃ怖かった。
慣れない世界に手汗がでてきて、この序盤の数分でプログラムを辞退しようかと思った。
「どうですか?大丈夫ですか?」ときのっぴー。
私はすかさず「なんか怖いです」と伝えた。
するときのっぴーは「大丈夫ですか?もし、辞めたくなったら光のあるところへすぐ連れていきますので遠慮なく言ってください」と真剣に優しく声をかけてくれた。
安心し、もう少し続けてみようと思った。
「他の皆さんは大丈夫ですか?」ときのっぴーが声かける。
他の体験者は「大丈夫です」「何も見えないな笑」「真っ暗だ」など、初めて聞く声がちらほら聞こえ、みんな大丈夫そうであった。
ここまで怖いと思ってるのはどうやら私だけのようだった。
「僕はこの感じいつもと何も変わらないんですけどね〜笑」ときのっぴー。
そうか、視覚障害を持たれてる方はこんな感覚の生活を送っているのかなと思った。
体験者も初めましてなので、暗闇の中、声だけで自己紹介しあだ名を付け、頼もしききのっぴーアテンドのもとさらに色んな部屋へ。
それぞれ前の人の肩に手を置き、一列になって歩いていく。
人見知りとはいってられない。
真っ暗でお互いに声を掛け合わないと歩けない。
危なそうなところは「ここ気をつけて下さい」など前の人が後ろに伝えていく。
部屋には小石のあるところの上を歩いたり。
水に触れてみたり。
お湯に浸かったり。
お茶をのんだり。
花の匂いを嗅いでみたり。
などなど。
体験していくうちに、真っ暗の世界にも徐々に慣れていった。
水は手の平と甲とでは温度の感じ方が人それぞれ違うことを知った。
匂いや味覚も普段よりなんとなく敏感になった気がする。
きのっぴーのアテンドのおかげで辞退せず新体験ができた。