宮崎クライミング③旅を締めくくるニードル
12月3日(5日目)
最終日は鹿児島空港に16時には到着する予定で、どこに登るか話し合いました。そこで、初日に登る予定だったニードル左岩稜の全3ピッチを行くことに。この日も私がスタートの1ピッチ目。今までの疲労感もあったため、集中力を高めてスタートしました。体の動きも丁寧に確認しながら登りました。
結構シビアなクラックの2ピッチ目、風が強くなる中で綺麗なクラックを登り詰める3ピッチ目。宮崎遠征を締め括るいいクライミングでした。
5日間を振り返って
5日間も連続で、山と岩に自分の時間を費やせたことっていつ以来だろう。2015年の年末に10日間キリマンジャロに登山に行った以来かな。2018年、2019年もキリマンジャロには行っているけど、どちらも仕事だったので気持ちが少し違う。
国内では2泊3日の登山や3日連続のクライミングはあったけど、いわゆる「クライミング遠征」は初めて。みんなで装備を分担する、行くルートを決めてルートの詳細を調べる。メンバーの力量からどこをリードするか決める。ルートの中では、常に最善策を考える。全てが新鮮でとてもいい経験になりました。
5日間の遠征が大きな問題も怪我もなく無事に終えたこと、素敵なルートに巡り会えたこと、素敵なメンバーと過ごすことができたこと、現地の方々にも大変お世話になったこと、全てに感謝の気持ちでいっぱいです。そして何よりも快く送り出してくれた家族のみんな、ありがとう。
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