三浦雄一郎の「歩く技術」から山の歩き方を学ぶ①
山を歩く場合は、普段のウォーキングよりも長い時間歩くことがあります。また、平地ばかりではなく、砂利道や土の道、岩の段差などの不整地を歩くこともあります。登山では疲れない歩き方=省エネ歩行が重要です。今回は、2011年に発売された“ 60歳からの街歩き・山歩き 三浦雄一郎の「歩く技術」”から、山の歩き方の技術をお伝えします。
1. 人は長時間歩くことができる
もし、人が昔のように四足歩行だったら・・・?と想像して、試しに四つん這いで動いてみると、腹筋・背筋・腕にかなりの負担がかかります。それに比べて二本足で歩くことは、内蔵や脳、筋肉にかかる負担を減らすことで長時間歩けるように進化したのです。
そして、人の筋肉は使えば使うほど鍛えることができます。例えば、スキーヤーは重力に耐えるために脚が太くなり、水泳選手は上半身で水を掻くために上半身の筋肉が発達し、重量挙げの選手は全身を使ってバーベルを上げるためにしなやかでバネのある筋肉になります。
このように、人は歩くことに適した進化を遂げ、歩き続ける刺激を与えるだけで、長時間歩けるようになるということです!
2. 長時間歩くための姿勢
皆さんは、自分の立ち姿を見たことがありますか?自分の姿をちゃんと見たことがない方もいると思いますが、正面と横向きで写真を撮ってもらい、確認して見てください。頭、肩、腰、膝、つま先の位置と向きを確認すると思いがけないことに気づくかもしれません。正しい姿勢を身につける準備として、自分の姿勢を知っておくことは大事なことですね。
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