青組担任回顧録~はじめましてに代えて~

初めのご挨拶とゲーム歴など

いきなり赤組担任日誌、などを書き始めてしまいましたが、noteは初めてです。本当は物書きとかプロとかの場のような気もしてこんなブログ的なことに使っていいのかどうか大変おこがましいのですが、他の方の風花雪月の記録をよく見つけたのでこちらの場をお借りしました。

また、母としてTwitterでも勝手にお世話になっているきなこさんもこのnoteの場に記事を残していらっしゃるので、勝手に同じ場に身を置いてみたかった、と言うのもあります。内容全然違うけど!こっちはあっちと違って誰の役にも立ってませんが!

風花雪月は私にとっては初めてのファイアーエムブレムです。と言うか手に取って夫に言われるまでそんな歴史あるゲームだとは知らず、ただ単に子どもにswitchを購入したので自分も何かやりたくて人気のあるゲームの中から2つ購入したうちの1つ、にすぎませんでした。ちなみにもう一つはアストラルチェインなのですが、先に始めたところボタン操作の多いアクションゲームについて行けず、チュートリアルで挫折。

そんなわけでしばらくほったらかしになっていたのですがコロナの影響で在宅勤務になり、体力的にも時間的にも余裕ができたので風花雪月に手を出したところ大はまり。語りたいけど語る相手もおらず、ただただ駄文を吐き出す場としてnoteのアカウントまで作ってしまいました。


さてゲーム暦を語ると古くは初代ファミコンでスーパーマリオからスタートするのですが、好きなゲームと言えば、まずは『ドラクエ』。オンライン化してしまった10を除いてナンバリングタイトルはすべてクリア済み。あと、古くは『幻想水滸伝』シリーズも大好きでした。同じ古くはパソコンゲームの『ブランディッシュ』もよかったなぁ。それ以外にはPS、PS2にて『龍が如く』も楽しかったし、バイオハザードも3までは楽しめたんだけど、4は難しくて怖くて途中離脱・・・。DSではレイトン先生、逆転裁判シリーズを楽しみました。そして、真・女神転生シリーズも大好きです。

で・す・が。

シミュレーションゲームには苦手意識あり。
シミュレーションと言えば燦然と輝く金字塔『信長の野望』があるわけですが、信長のお膝元育ちの私としてはやはり信長で始めたいわけで。ところが信長で始めるとあっちもこっちも敵だらけでもう収拾つかなくて、大概うまくいかないのです。じゃあ、っていうんで端っこ島津から始めてみたこともあるのですが、史実と全然異なってしまうしそもそも思い入れのない武将なので面白くない。そんなこんなで『信長の野望』を最後までやったこともなく、シミュレーションゲームは苦手、とだけ思っていたのでした。

そんなこんなで青組担任に

ファイアーエムブレムを買う時も散々悩んだし(だってコーエーだし、)
買ってからもほったらかしだったのですが、思い切って始めたのは前述の通りコロナがはやりだした頃。遅咲きの担任としてデビューしたのでした。もちろんそんなわけでノーマル・カジュアル一択ですよ。

さて最初の3クラス選択。まずは級長の印象からすると
・エーデルガルト ー なんか高飛車で嫌な感じ~。
・ディミトリ ー 一番無難。時々おまえっていうのだけが偉そう。
・クロード ー しっぽりって、しっぽりって・・・。何こいつ!うさんくさ!

とまぁディミトリ以外は散々だった上に、クラスメイトの紹介を聞いてもディミトリはクラスの皆を褒めるんです。エーデルガルトなんかは散々な物言いだし。しかも、魔法中心のクラスとか、弓中心のクラスとか、後衛中心ってめちゃくちゃめんどくさそう!上級者向けクラス?と思ってしまったわけです。まあ始めてみるとアドラークラッセはそこまで魔法が多いわけでもないし(一人多いぐらい?)FE風花雪月において弓は必ずしも後衛にあらず、ってことがわかるわけですが、そんなことは始めたばかりの先生一年生にはわかるはずもなく。
実際ルーヴェンクラッセは戦いはあんまり考えなくてもよくて楽だったのも事実。ディミトリとフェリクスとシルヴァンを前に置いておいて先生と一緒にガツガツ前に進めば問題なし(ノーマルの場合。)

絶対青組の設定は初心者ホイホイだと思う。
最初青組以外から始めた先生方には是非理由を聞いてみたい。上級者ですか?!

地獄を知ったよ、血の同窓会。青組編

 色々あったし、イケオジボイス親父が亡くなった時は多少凹んだものの、これぐらいはままあるストーリーとして受け入れていたのですが、一転したのは血の同窓会。
 もちろんその直前でミルディン大橋でフェルディナントとローレンツくんを倒してしまったあたりから不穏な空気はしていたのです。ただフェルくんは明らかに敵だったし、正直1周目であまり他クラスの子まで覚え切れていなかったのも事実。うわぁ・・・とは思ったものの、そこまででした。
 ですが血の同窓会であんまり深く考えていなくって、学生時代の鷲獅子戦の経験からまずはヒルシュを叩かないと挟まれてしまう、とか考えてさっさと行動したところ、ラファエルくんを殺してしまったのです。ラファエルの最期の言葉に、私が青組の皆の生きてきた時間を一緒に見てきて、士官学校に来る前の話もたくさん聞かせてもらって、それぞれの子どもたちにそれぞれ背負っている物があって(青組だと特に、皆何かしら重荷を背負ってますよね)それでも一生懸命生きている、と言うその感覚、それが他のクラスの子たちもそうなんだ、と、実感できてしまった。
 このゲームにおいて敵となるのはその辺のモブじゃない。絶対的悪でもない。それだけだったらありがちな設定かもしれないけれど、さらにもしかしたら私が選んだかもしれないもう一つの子ども達なんだ、と思ったらそれ以降はもうツラい。
 クロードの「目を覚ませ!ディミトリ!」の言葉も、いや、もう、ごもっとも。なんで私黄組の子を倒しているの?お願い早くディミトリ目を覚まして。ツラいツラいツラい!
 順番は前後しますが、ドゥドゥーが帰ってきた時には本当にうれしかった。ただ誰かから死んだと語られるだけで終わることはないだろうとは思っていたのですがやっぱり帰ってきた~!!と跳び上がるぐらいうれしかったですね。後から本当に死んでしまうケースもあると知って驚きましたが。

王の帰還からは我が子のことのようにディミトリを見ていました。王の帰還を喜び、エーデルガルトとの対談を心配しながら付き添い、そして最後の戦いをともに戦い、最後にエーデルガルトの結末、そして手を引いてやっと光の元に。

そんな感じですっかりファイアーエムブレム、青獅子クラスの虜になってしまったのでした。

ちなみに一番のお気に入りはフェリクス。口は悪いけどちょっとすねてたらこじらせてしまっただけ、なのが愛おしい感じです。育ちの良さというか、根の素直さは隠し切れていないなぁと。ロドリグさんは登場時のディミトリへの声のかけ方とかもう似たもの親子!で、出来たら生きているうちに和解してほしかった・・・。きっと皆思うんでしょうけど。

青獅子は色々謎が残ったままになるのも事実で、先生の出生の謎がほったらかし、闇うごに関しては宮城攻めた時にいるのにも関わらず、謎のままほったらかし。レアさんはいつの間にか助けていましたがなぜ急に引退した?結局ディミトリの義母はどこまでわかっててダスカーの悲劇を起こしたのか。で、結局今は帝国にいるのかどうか。西方教会とロナート様はどこまで何を知っていた?
 確かに中途半端と言われるのもわからなくはない、と思っていたのですが、教会ルートやってみて少し考え方が変わりました。ヒューベルトが手紙を残さなかったのはなぜ?と考えると、気がついたらコルネリア倒してるしアランデル公倒してるしあれ?ほとんど終わってる?と。きっと終わってるから手紙が来なかったんですね。そう思いたい。

そういえばここまで書いていてふと思い出したのですが、教会ルートではレアさんはお母様を復活させることで失った物を取り返したかった、と言っていたのですが、レアさんは何を失ったというのでしょうか?これについては未だによくわかりません。また、教会ルートでは王国回りの謎は触れないままです。

2ルートやってみて思うに、どのルートを通っても多分何かしらの謎が少しずつ残って、どれが正解ルートってわけでもないように作っているのかな。

私の思考の指向

青組クラスでは、最終戦の直前エーデルガルトとの対談があります。

そのシーンを見た個人的な感想として、私がエーデルガルトに共感できないのはこういうところだと感じたのはエーデルガルトのこの言葉です。

「それでも弱者が変わらず弱者であろうというのであれば、それは、ただの甘えだわ。」

それに対してディミトリはこう答えます。

「……そうだな。君のような強い人間ならばそんなことが言えるのかもしれない。だが、それを他者に強いるな。」

強い者しか生き残れない。あ、これメガテンChaosだ。だから合わないんだ。だいたい私は女神転生シリーズで心のままに選択肢を選ぶとLawにどんどんよっていくタイプ。最後にやった女神転生シリーズはIVとIV Finalだから、そのイメージで語っているけれど、Chaosは正直怖い。多分それは自分が虐げられる側に回る恐怖なのだと思う。一方で心の底からLawですってわけでもなくて、天使に従わないものは粛正~みたいなのは大っ嫌いだし(あのゲーム見てたら誰でもそうか)天使たちにうさんくささは毎回感じていて、あー従いたくない~、でも他の選択肢選ぶ気になれない~といっつも思いながら選んでる。そんなところもそういえばよく似てて、初めて会った時からずっとレアさんは苦手だし、レアの独善的に処刑していく様がすごく嫌だった。白雲の章ではどんどんレアさんの思うままになっていっている感じが嫌だった。
ディミトリはLaw、エーデルガルトはChaos、レアはLawの天使たちと考えると、すごくしっくりくる。そう考えると多分帝国ルートは意に染まない選択をあれこれやる羽目になるのか。
 って、ここまで書いて思ったけどそうするとクロードはNeutralなの?一番選ぶ気になれないって点ではそうかも。

この対談ではディミトリもエーデルガルトも何も間違ってないし、しかも、似たようなことを言っているように見えるんですよね、目標というか、目指すべきところとしては。でもそのための手段が決定的に違う。そしてそれが致命的な差となって戦争まで巻き起こってしまう。なんとかならなかったのか、とメタ視点では思ってしまうけれど、現実の戦争も多分そう。後から見れば、俯瞰的視点から見れば、「なんとかならなかったのか」なんだろう。

最後に支援会話

初めてのファイアーエムブレムでしたが、支援会話が楽しくて、最後の後日談も楽しくて、ついつい、最後の戦闘前のセーブデータから何度もやり直してしまいました。お気に入りのペアエンドはフェリクスとアネットです。A+の支援会話、見ているこっちが(照。)かわいいですね~。

一方で主人公としてのペアエンドとしてもフェリクスの一枚絵はなかなかズルい。いきなり壁ドン顎クイ?!近くにシルヴァンがいるので隠れていますが、フェリクスもなかなかですね。フェリクスって、なにげに女性との支援A多いですよね。逆にシルヴァンはあんな風に見せて数少ない。これは先生との支援会話で語られることが大いに関係しているんでしょうけれど、それにしてもフェリクス・・・さぞやモテモテの人生をお送りなんでしょうねぇぇ。

一方でイングリットちゃんがソロになりがちだったので、もう一回青組担任する時は意図的に仲人おばさんになって頑張って組み合わせていこうかと思っています。今のところ青→教会→帝国→黄とやって最後は青で終わる予定。私、いつまでやりつづけるのかな?1年後?十分楽しめるゲームです。

というわけで、ファイアーエムブレム 風花雪月はいいぞ、ってことで。


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