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私の過去

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私と先生の昔話です。長い文章は書きません。そっと目に止めてもらえたら幸いです。
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2016年2月の記事一覧

昔話を始めると胸が痛くて仕方が無いから、この口もこの心も全部全部取ってしまえ。

旅立っていったあの少女は、もう2度と帰ってくることは無かった。
大人という門を幼心で開けてしまったから。

遠くで誰かが叫ぶ声がする。
ああ。あの子も私と同じ。



愛されたい。


貴方から伝わる熱がどこかもどかしいから、それを確かめるように目をつぶる。
私が目を開けたら、もう貴方はいないのかな。

貴方が笑っていると不安になる。
笑顔の仮面を被って、心で泣いているんじゃないかって。

先生?先生は1度でも私の事を好きだった?
いつも見る背中が、今夜だけは逞しく見えて私の心を惑わせるの。
本当の先生を知っているのは私だけだって信じていたのは間違いだったって、なぜ言ってくれなかったの?
言ってくれていたら、貴方のことこれ程好きにならなかったのよ。

好きになってはいけない人を好きになってしまった。そんなこと分かっていた。
だけど、貴方が私の口から『好き』と出そうになるたびに悲しい顔をするから、その度に、その言葉を心の奥底に黙って沈めるの。